私たちの生活の中で欠かせない食品トレー。宮崎県内のほとんどのスーパーと取引している企業が環境問題を考え、トレーの再利用に取り組んでいる。

ペットボトルから作られるトレーも

宮崎市に本社を置く「山﨑」は、食品トレーなど包装資材の販売を主に手がけている。ほとんどの食品トレーは石油が主な原料で、再利用することによって環境への負荷を軽減することができる。

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山﨑・山﨑正嗣社長:
主たる商品がスーパーで使われているトレーであることから、環境に負荷の少ない商品の拡充を1つ掲げていこうと思っている。すでに環境負荷削減対応商品は出回っている

再利用商品の目印
再利用商品の目印

すでに出回っている環境負荷削減対応商品が、食品トレーを再利用して作られるエコトレーや、ペットボトルから作られるトレーで「ちきゅうにやさしい プラスチックの再利用」のマークが再利用商品の目印だ。

包装された食品などとともに私たちの家庭に届いたトレーを洗って乾かし、スーパーなどにある回収ボックスへ持って行くと、トレーは引き取られ、リサイクルされる仕組みだ。このうち山﨑が担うのは「配送」と「引き取り」である。

宮崎県内のほとんどのスーパーと取引をする「山﨑」
宮崎県内のほとんどのスーパーと取引をする「山﨑」

山﨑は、宮崎県内のほとんどのスーパーや福岡県・鹿児島県などの一部のスーパーと取引をしていて、エコ製品の取り扱いで年間約894トンのCO2を削減している。これはレジ袋に換算すると、約2,000万枚分に相当するそうだ。

山﨑・山﨑正嗣社長:
安心安全衛生を保つということで、使い捨て容器以外のものがなかなか見当たらない。社会環境が変わっていく中で環境性能はどうなのか、企業の取り組みはどのように取り組んでいくのか、これからもしっかり取り組んでいきたい。

山﨑では、今後も環境保全への取り組みに力を入れていきたいとしている。

(テレビ宮崎)

テレビ宮崎
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