1582年に羽柴秀吉の奇策「水攻め」が行われた岡山市北区の高松城址公園にある資料館がリニューアルオープンした。

リニューアルでさらに分かりやすく

城の周囲に堤防を築き、水を流して城を水没させる「水攻め」の舞台となった国の史跡、高松城址公園。

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5,000人の命と引き換えに自害した高松城主、清水宗治の命日、6月4日に合わせて、リニューアルされた資料館には城跡の発掘調査で出土した瓦の一部など29点が展示されている。

館内では岡山市出身の歴史学者、磯田道史さんが監修した水攻めや城の歴史などをひもとく動画も公開。

リニューアルに合わせて設置された羽柴秀吉と清水宗治のパネルは、2人の対立関係や水攻めに関わった黒田官兵衛などの人物像が分かりやすく紹介されている。

訪れた人:
これ城?って思ったけど、ここ見て納得しました

訪れた人:
現地に来ないと分からないような所がある。非常に分かりやすい

ガラス窓から高松城址を一望
ガラス窓から高松城址を一望

高松城址保興会・林郁哉会長:
展示物が見やすい。順番に見たら自然と分かってくる。ガラス窓から高松城址が一望できるようになった。全体を見渡して、いろいろな歴史が繰り広げられたことを皆さんに思い起こしてもらいたい

資料館は入場無料、午前10時から午後3時まで開館している(月曜休館日)。

(岡山放送)

岡山放送
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