和歌山・海南市にある店の防犯カメラに、大雨による浸水のスピードのすさまじさを捉えた映像が残されていた。

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全国各地に被害をもたらした大雨。

2日午後2時過ぎ、防犯カメラには、まだ車が道を多く行き交う様子が映っていた。しかし、その直後、みるみる水位が上がり始め…。

あっという間に、2ｍ近くある自動販売機のほとんどが、水に浸ってしまった。

さらに、車が流される様子も映っている。一帯を埋め尽くした水になすすべない中で、運転していた男性は、何とか車から抜け出したという。

車が水没した男性：
ドアが開かないから窓を手で押して、頭からとにかく外に出た。足つかないし。今回（避難が）遅かった。自分の考えが甘かった。

水は建物の中にも流れ込み、水面が男性の腰近くまで上昇している。ソファやテーブルが、部屋の中で浮いてしまっている。

浸水被害にあった男性：
（浸水が）ここまで。1m36cm。テレビからパソコンから電化製品全部ダメ。

予想を超えるスピードで街をのみ込んだ浸水被害。浸水までの時間は、どれくらいだったのだろうか。

わずか3時間で身長並みの水位に

水位は、わずか3時間で人の身長ほどにまで達した。

和歌山・海南市では、他にも多くの住宅で浸水などの被害が出ていて、市の職員が状況確認を進めている。

（「イット！」6月5日放送より）