卵の高騰が続く中、神奈川・相模原市の養鶏場直売所では、通常より約100円安い“訳あり”のB級卵が人気を集めている。農林水産省によると、卵1パックの平均小売価格は309円で最高値水準となっていて、飲食店にも影響が広がっている。
通常より約100円安い“訳あり”卵が即完売
アツアツのご飯にかけて食べる卵かけご飯のほか、ゆでても焼いても、どんな食べ方でもおいしい“食卓の常連”が「卵」。

「イット!」が相模原市の養鶏場の直売所「おがわのたまご直売所」を取材すると、産みたての新鮮な卵が並ぶ中、客から人気の卵があった。
客:
これはB級の卵です。安いのと、中身は変わらないと聞いてるので。でも朝来ないとないんですよ。孫の弁当担当で、卵をものすごく使うんです。

10個230円で販売されているB級卵。
通常の卵と味に変わりはないが、殻がざらついていたりシミがあるなどするため、“訳あり”として「B級卵」と名づけ、通常の卵より約100円安く売られている。
おがわのたまご・小川太朗代表:
老鶏が産む卵なので、1日15パック前後くらいしか出せないのですが、卵が高騰している中、利益は出ませんが安く売っています。
訳ありのB級卵、お買い得だが店頭に並ぶ数がとても少ないのだ。

取材をした20日は、開店40分でB級卵が売り切れていた。
最後の1パックを買った人に話を聞いた。
最後の1パックを買った客:
スーパーでは今まで見たことないくらい高い(1パック)300円台になっているので、200円台というのはすごくうれしいですよね。
B級と言っても中身が変わるわけではないということなので、選択肢としては大いにありだと思います。
一方、惜しくも買えなかった人は訳あり卵をゲットできず、ちょっと悔しそうだ。
買えなかった客:
(売り切れるのが)早いのわかっていたけれど、そんなに早く来られなかったので…残念でした。

農林水産省によると、5月11日から13日に全国のスーパーなどで販売された卵1パックの平均小売価格は309円。
これは3月に記録した最高値と同じ水準で、卵の高騰が続いている。
飲食店も直撃…激安卵に客殺到
横浜市のオムライス専門店「オムライスのひまわり」では、多い日で1日に卵を300個使用するという。

オムライスのひまわり・村田勇一店長:
オムライスの専門店なので、お客さまが何を頼んでも卵の値上がりは正直、直撃している感じです。
「オムライスのひまわり」では、オムライス1皿に3個の卵を使用。
かつて“価格の優等生”と呼ばれた卵の高騰の影響は避けられないが、高騰しているのは卵だけではなかった。
オムライスのひまわり・村田勇一店長:
卵とタマネギ、ニンジン、あと鶏肉。食品全体的に上がっているので。

一方、千葉・山武市にオープンした激安スーパー「トライアル山武成東店」で卵売り場を取材すると、午前9時半の時点で、213円の卵が飛ぶように売れていた。
20日、一番安い卵は10個入り1パックが税込み213円だった。

卵の高止まり。
現在の価格に中東情勢の影響は反映されていないとみられるが、一部の業者からは「包装資材の仕入れに不安がある」との声も上がっている。
(「イット!」5月20日放送より)
