28日夜、鹿児島県や熊本県各地で、等間隔で移動する“ナゾの光の列”が目撃された。

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28日午後8時40分ごろ、鹿児島市で撮影された映像には、星とは明らかに違う光が1列に並んで、夜空を移動する様子が映っていた。

「同じような間隔だよね」「これなーに?」「宇宙を回ってる」

光の数は約数十個で、北西から北東へと移動すると、見えなくなったという。

同じ現象は28日午後9時前、熊本・八代市でも撮影された。「えっ何これ!?」「こわ~い!」

(視聴者撮影)
(視聴者撮影)

撮影した人によると「UFOだ」と、近所は大騒ぎになったという。さらに、SNS上には「銀河鉄道ではないか」というコメントも。

正体は「スターリンク衛星」か

様々な疑問が飛び交った光の列の正体は、何だったのだろうか。

鹿児島・せんだい宇宙館 今村 聡館長:
おそらくスターリンク衛星だと思う。40~50の列をなして地球を周回している衛星。スターリンク衛星自体は光っているわけではなく、太陽の光を反射している。

スターリンク衛星は、イーロン・マスク氏率いるスペースX社が打ち上げた、インターネット通信に使われる衛星。

ロシアに通信施設を破壊されたウクライナに無償で提供され、話題になった。

専門家によると、打ち上げから数日間は、衛星同士が近くに並んで見えるということだ。

(「イット!」5月30日放送より)

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