山形・酒田市では21日まで、庄内三大祭りのひとつ「酒田まつり」が行われた。4年ぶりに制限なしの開催となり、呼び物の“獅子パックン”や“花魁道中”も復活し、街中はにぎわいと活気であふれた。

獅子パックン・山車行列・アランマーレ参加で街中に活気

大獅子に「ぱっくん」とかんでもらうことで、子どもたちの無病息災を願う、名物の“獅子パックン”が4年ぶりに祭りに戻り、子どもたちの元気な泣き声が響いた。

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21日まで3日間に渡って行われた、酒田の初夏の風物詩・酒田まつり。本祭りの20日は午前中、約30の団体が参加して“山車行列”が行われた。

行列には、女子バレーボールで悲願の1部昇格を決め市民栄誉賞を受賞した「アランマーレ」の選手たちも参加し、沿道から祝福を受けた。

沿道から歓声:
おめでとう! 私も後援するからね!

時代行列口上:
頼朝に追われて平泉へと向かう際、この川を下って逃げたのだったな

午後からは、祭りの呼び物のひとつ“時代行列”も行われた。徳尼公と36人衆から始まる酒田の歴史をテーマにした壮大な時代絵巻が、旧清水屋前の道路を使って繰り広げられた。

この中では、4年ぶりに“花魁道中”が復活し、あでやかな着物姿の女性たちが江戸の遊郭の風俗を再現しながら練り歩き、2023年は初めて有料の観覧席も設けられた。

3日間で26万8,000人が参加 2017年以降最多の来場者数に

4年ぶりとなる制限なしでの開催となった祭りは、天気に恵まれたこともあり市民などが大勢訪れ、マスクなしの姿で楽しむ人の姿も多く見られた。

ーー去年と比べてどう?

学生4人:
人が多くてにぎわっている

女性:
祭りがあると楽しい、うきうきして

東京から帰省:
久しぶりに酒田の祭りを見られてうれしい。豪華になって、故郷も盛り上がっていると感じた

実行委員会によると、本祭りの来場者は19万8,000人と、集計が統一された2017年以降最も多く、3日間でのべ26万8,000人が訪れ、街中は活気に包まれた。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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