少年隊の東山紀之さん(56)が、ジャニーズ事務所のタレントとして初めてジャニー喜多川前社長による性加害問題に触れ、社名変更の可能性を示唆した。

東山紀之が“社名変更”の可能性も示唆

東山紀之さん(56)(きのう21日の情報番組より):
今回の喜多川氏に対する元ジュニアたちの勇気ある告白は、真摯に受け止めねばなりません。実際に被害を訴えられていることは本当に切実で残念でなりません。

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ジャニーズ事務所に所属していたタレントが、2019年に亡くなったジャニー喜多川前社長から性的被害を受けたと訴えた問題。

事務所の最年長タレント東山紀之さんは、5月21日、自身がMCを務める番組で初めてコメントした。

東山紀之さん(56)(きのう21日の情報番組より):
この件に関しましては、最年長である私が最初に口を開くべきだと思い、後輩たちには極力待ってもらいました。彼らの心遣いに感謝します。未成年に与えた心の傷、人生の影響は計り知れません。

今回、事務所から再発防止策が出されましたが、我々もどのような未来を迎えるべきなのか、そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともにすべてを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなければならないと思っています。

東山さんは、ジャニーズ事務所の社名変更の可能性を示唆。
それに対し、ファンはどう感じているのか?

10代:
確かに名前についちゃっていることで、イメージが悪くなっちゃうのかな。

20代:
ジャニーズという名前がなくなるのはさみしいかな。

50代:
別に名前を変えても、やっぱり体制を変えないと変わらないんじゃないかな。

知ってるでしょ」近藤真彦の訴え

ジャニーズ事務所は、この問題に対し、藤島ジュリーK.社長が動画で謝罪。

「事務所が性加害について知っていたのか?」という質問については、書面で「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」と回答している。

一方、ジャニーズ事務所に40年以上在籍していた近藤真彦さんは「ウソはダメだ」と訴えた。

40年以上在籍 元ジャニーズ 近藤真彦さん(58):
本当に言いにくいんだけど、ウソはダメだなって。知ってた知らなかったじゃなくて、知ってるでしょと。しっかりと正面きって、正々堂々と話をしてもらえればなと。

事務所に長年所属してきた人たちの意見に、ファンの想いはさまざま。

20代:
その2人(東山・近藤さん)はジャニーズ事務所の中でも先輩で、その2人がコメントしたのは下の世代の方(タレント)にとってもいいのかな。

50代:
よく言ってくれたというか。やっぱり本人たちの中でもモヤモヤがあったんじゃないかと思う。

ジャニーズ事務所は、外部から社外取締役を招いて、経営体制を抜本的に見直すほか、5月中に性加害問題に関する相談窓口を設置することを明らかにしている。

(「イット!」5月22日放送分より)