山形・村山市の小学校では、年に一度の特別な給食が提供された。地元の農家が丹精込めて育てた佐藤錦が登場し、子どもたちは一つひとつかみしめるように味わっていた。

市と協力「子どもたちに地域の農業に興味を」

リポート:
待ちに待った給食の時間。きょうは特別なんです。デザートとして出されるのは、年に一回のサクランボです

年に一度だけ給食に登場するサクランボ「佐藤錦」
年に一度だけ給食に登場するサクランボ「佐藤錦」
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村山市の大久保小学校では、11日、地元の農家で組織する「食材応援団」が提供した佐藤錦が振舞われた。食材応援団は2004年の発足以来、子どもたちに地域の農業に興味を持ってもらおうと、市と協力して毎年、学校給食にサクランボを提供している。

児童:
きょうはサクランボ給食です。いただきます

高級サクランボを味わう児童
高級サクランボを味わう児童

提供されたのは、露地物よりも1カ月ほど早く出荷される「加温サクランボ」で、市場では高値で取引される高級品。普段は先生から「デザートは最後に」と言われている子どもたちだが、この日だけは特別に、先に食べても良いことに。

児童:
おいしい

児童:
甘かった

児童:
甘くておいしかった

児童:
楽しみにしていた。サクランボ食べられて最高

児童:
どんぶりいっぱいぐらい食べたい

サクランボを味わう子どもたちを見守る森さん
サクランボを味わう子どもたちを見守る森さん

自身も、子どものころ給食で提供されたサクランボを味わっていたという農家の森諭平さん。おいしそうに食べる子どもたちの様子を感慨深そうに見守っていた。

食材応援団・森諭平さん:
うれしい。今回持ってきて、子どもたちがおいしそうに食べていたのが良かった。うれしい気持ち

高級サクランボを味わう児童
高級サクランボを味わう児童

6月中旬には、村山市内の他の小学校にも露地物のサクランボが提供されることになっている。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

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