日本時間、5月6日。エリザベス女王以来、実に70年ぶりとなったイギリス王室の「戴冠式」が行われました。
この記事の画像(24枚)秋篠宮ご夫妻を始め、世界中から約2200人が出席。
世界中が注目した戴冠式で、教会の中まで、長くて重い国王のローブを持つ「ページ・オブ・オナー」という大役を務めたのは…。
ウィリアム皇太子の長男、9歳のジョージ王子でした。
王室専門誌「マジェスティ」名誉編集長 イングリッド・スワード氏:
彼は自分がやりたいと言ったんです。いつも妹のシャーロット王女が一枚上手で、自信満々に見えます。だからこそ年上のジョージは、「戴冠式で付き添い役をやるんだ」と言えるようになりたかったのでしょう。
ウィリアム皇太子、キャサリン妃、シャーロット王女、ルイ王子たちが最前列で見守るなか、聖エドワード王冠が国王の頭へ。
純金にルビー、アメジスト、サファイヤなどがあしらわれ、その重さは2.3キロ。被るのは生涯でこの一度きりだといいます。
沿道に集まった観衆たちは、スマートフォンなどでその様子を静かに見守ります。
沿道に集まった女性:
歴史的な瞬間だからね。みんなが歴史的な瞬間を見たいの。
母、エリザベス女王が70年に渡りイギリスの君主をつとめてきたその姿を、一番近くで見続けてきたチャールズ国王。
次期国王、さらにその次の国王と、親子三代が参加する戴冠式となりました。
パレード集結後には、バッキンガム宮殿のバルコニーに国王夫妻が登場。
雨の中、ひときわ大きな歓声があがります。
さらにその後、長男のウィリアム皇太子夫妻と大役を務めたジョージ王子らが現れました。
その中には、白いドレスにティアラをつけ、大人びた表情をみせるシャーロット王女とルイ王子の姿も。
見に来た人:
感動的でした。今日が来て、新しい王が誕生したことを本当に嬉しく思います。
戴冠式後も続く祝賀ムード…感動のあまり少女が泣いてしまう場面も
歴史に残る「戴冠式」から一夜明けた7日。
めざまし8の取材班が訪れたのは、ロンドン北部にある王立公園「リージェンツパーク」です。
山本ディレクター:
リージェンツパークでは「ビッグランチ」というイベントが開かれています。
皆さん、それぞれ料理を持ち寄ってパーティーを開いています。イギリスの国旗を身につけたり、王冠をして、それぞれ楽しんでいます。
祝福ムードが続くロンドンでは、広場に食べ物を持ち寄り、屋外パーティーが各地で開催されていました。
さらに8日、ウィンザー城で行われた祝賀コンサートの会場前には、ウィリアム皇太子夫妻が登場。
キャサリン妃が少女と抱き合い、少女が泣いてしまう場面も。
新たなイギリスの顔となったチャールズ国王、絶大な人気を誇った母の後をどう受け継ぐのか世界中が注目しています。
(めざまし8 5 月8日放送)