ゴールデンウィークも終わり、本格的な暑さの夏が近づいてきた。そんな時期に注意が必要なのが、車の中の気温の急上昇だ。“車内熱中症”の危険もあり、実験やJAFで対策について聞いた。

まずは窓を全開にして走行

各地で青空が広がったゴールデンウィーク4日目の5月2日。気持ちの良い気候だったが、東海3県では夏日のところもあった。

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この時期によくあるのが、直射日光による車内の気温の急上昇だ。暑くて乗れないばかりか、場合によっては熱中症の可能性もある。
ロードサービスなどを行うJAF愛知支部で話を聞いた。

JAF愛知支部の広報:
非常に過ごしやすい時期になりまして油断をしがちなんですけれど、日差しはしっかりありますので、密閉した車内などは非常に車内温度が高くなりやすい状況になっております。熱中症ですとか脱水症状ですね、そういった注意が必要です

JAFによると、4月下旬の最高気温が23度の日に、車内の温度が50度近くまで上がったというデータもある。

そこで、温度計を日なたと日陰に置いて、それぞれの変化を計ってみた。

どのように車内が熱くなっていくのかを実験。スタートした正午ごろは、どちらも車内は約25度だったが30分がたつと日陰の車内は26.4度で、1度ほど上がった。
日なたの車内は34.1度で、たった30分で9度も上がった。

車内の急激な温度上昇にはどう対処すればいいのか、効果的な方法をJAFの担当者に聞いた。

JAF愛知支部の広報:
窓を全開にした上で、エアコンを外気循環にして走行していただくと、この方法が一番早く車内の温度を下げることができます

その状態で走り出すと、車内の空気を早く入れ替えることができ、温度を下げられるという。

車での旅行などは、“車内熱中症”にならないよう車内の温度に気を配ることが大切だ。

(東海テレビ)

東海テレビ
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