SNS上に、闇バイトの求人が急増している。どうすれば危険な募集を見極められるのだろうか。岩手県警によれば、ポイントは「隠語」だ。

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3月、岩手県で覚せい剤密輸事件が摘発された。

この事件で逮捕された男は、SNSから闇バイトに応募したとみられている。

全国で相次いだ広域強盗事件の犯行グループも、メンバーをSNS上で募集していた。

SNSに投稿された闇バイト募集の内容
SNSに投稿された闇バイト募集の内容
SNSに投稿された闇バイト募集の内容
SNSに投稿された闇バイト募集の内容

「闇バイト」の求人は、甘い言葉で犯罪の実行役を募集する。その募集内容には、「楽に稼げる」「日当15万円以上」などと記載されている。

見極めるポイントは「隠語」

危険なサイトを見極めるポイントはあるのだろうか。

岩手県警によれば、見極めるポイントは仲間内だけで通じる「隠語」だ。

岩手県警サイバー犯罪対策課・佐々木弘樹警部補:
闇バイト募集のSNSには隠語が使われることが多い。詐欺の受け子や出し子を示唆する内容が書かれていることが多い。

闇バイト募集のSNSには、「闇バイト」「裏バイト」などの他に、カード受け取り役や現金引き出し役を指す「UD=受け子・出し子」や、強盗を示す「叩き」といった隠語が書かれていることが多い。

また、仕事の内容が不明確な求人にも注意が必要だ。では、後から気づいた場合はどうすればいいのだろうか。

岩手県警サイバー犯罪対策課・佐々木弘樹警部補:
そういううまい話はない。もし応募してしまったらすぐに最寄りの警察署に相談してほしい。

応募してしまった後、1人で抱え込むことで深みにはまってしまう。

(「イット!」 4月28日放送より)