クルド人男性が、入管施設で職員から暴行を受けたなどとした裁判で、東京地裁は国に賠償を命じた。
この記事の画像(9枚)茨城県にある「東日本入国管理センター」で撮影された映像。
数人の男性に押さえつけられた、上半身が裸のクルド人男性。顔をしかめ、「痛い、痛い」と声を上げている。
この裁判は、2019年、この施設に収容されていたクルド人・デニズさんが大声をあげたとして別室に連行される際、職員から暴行を受けたなどとして、国に約1100万円の損害賠償を求めていたもの。
東京地裁は20日の判決で、一部の行為には「押さえ続けたりするほどの必要性があったとは認めがたい」と指摘。
「違法」と認め、国に22万円の賠償を命じた。
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