豪雪地にも春の訪れだ。冬の間休んでいた山形・大蔵村にある肘折温泉の名物「朝市」が、20日に営業を再開し、温泉街が活気に包まれた。

風情求め全国から観光客が

3メートルを超える雪も徐々に消え、新緑が増え始めた肘折温泉。名物の朝市は午前6時に始まった。

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主役はドカ雪が育む種類豊富な山菜。赤ミズやシドケ・アイコなど採れたての山菜がどっさり並び、温泉街は久しぶりに活気に包まれた。

千葉県からの観光客:
なかなか温泉地でも朝市をやっている所がないから大当たり! この風情に懐かしさを感じる

山菜はまだ出始めとあって、初日に店を出した組合員は12人中、半数の6人。それでも、多くの宿泊客が繰り出し買い求めていた。

東京からの観光客:
良いですね。昔の日本みたいな感じで。何も娯楽施設がないのが素朴で良い

大阪からの観光客:
温泉ソムリエの資格を取った。温泉地の中で肘折はランクが上。こういう温泉に憧れていた。いっぱい買って応援します!

連休前に組合員たちは期待を寄せる

宿泊予約がコロナ禍前に戻りつつある肘折温泉。組合員はまもなく迎える大型連休に期待を寄せていた。

肘折朝市組合組合長・鈴木和子さん:
コロナ禍は全然お客さんがいなかった。今回はいっぱい来ると思って、張り切ってみんな山に行っている。大型連休は、宿泊予約でいっぱいのようなので頑張りたい

朝市は、雪が降る11月下旬まで毎日開かれ、5月から8月までは30分早い朝5時半に始まる。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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