石川の生き物を紹介する「いしかわ生き物図鑑」今回は、素朴な表情がクセになる、いしかわ動物園の癒し系「カピバラ」を紹介する。
いしかわ動物園の癒し系「カピバラ」は自分で歯をお手入れ
のんび～りと日光浴をして…
温泉に浸かりながらリンゴを丸かじり。
そんなうらやましい生活を送るのが今回の主役「カピバラ」だ。
カピバラは南米に生息する世界最大のネズミ。
一日の大半は日光浴をしたり、日陰で涼んだり、ご飯を食べたり、のんびり過ごしている。
癒し系として人気のカピバラ。最大の特徴は…
この大きな前歯！カピバラはげっ歯類という一生歯が伸び続ける動物。じゃあその伸びた歯は一体どうしているのだろうか？
いしかわ動物園カピバラ担当 出雲優希技師：
木とか堅いものを噛んで自分たちで長さの調節をしているので、コンクリートを噛んでいることもあって、展示場にたまに歯が落ちていることがあるんです。
なんと！カピバラは自分で歯を削っていたと言う。歯が伸びすぎるとかみ合わせが悪くなったり、ご飯が食べられなくなったり。丈夫な歯を持っているのも大変だ。
飼育員さんだけに見せるある姿に「癒やされて」
いしかわ動物園には今5頭のカピバラたちが暮らしている。
温泉に浮かぶリンゴに突進するのは食べることが大好きなアスカ（メス）8歳。
アスカ：
ガジッ！ひろって～
おいしそうに食べるアスカを見つめるのが唯一の男の子、モミジ（オス）10歳。
モミジ、もしかして順番待ちしてる？アスカが食べ終わったよ！
モミジは…リンゴを確認。でも温泉に入ってきたのは…アスカ！
アスカ：
ガジガジガジガジ
モミジ：
それ…俺のリンゴ…
アスカ：
うま
そんなカピバラたち、飼育員さんに見せる、ある「サイン」があるそうだ。
飼育員 出雲さん：
なでられて気持ちいいとき、こんな感じになりますね。
出雲さんが撫でていると毛がフワフワに！嬉しかったり気持ちよかったりすると毛が逆立ってくるそうだ。
飼育員 出雲さん：
カピバラの一番かわいいところは、やはりこのフォルムじゃないですかね、他の動物よりもずんぐりむっくりしたようなフォルムがかわいらしいかなと思います。のんびりした姿を見て癒されていただければと思います。
のんびりしたい、穏やかな気持ちになりたい時、カピバラとゆっくり時間を過ごしてはいかがだろうか？
（石川テレビ）
