中国軍が台湾周辺で10日まで行っていた軍事演習の映像が公開された。

中国の軍事演習の映像。操縦席に座るパイロット
中国の軍事演習の映像。操縦席に座るパイロット
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パイロットは、真剣なまなざしで操縦席に座っていた。

パイロット:
発射!

中国が台湾周辺で行っていた軍事演習の様子だ。

演習は10日まで3日間続き、中国初の国産空母「山東」も参加した。

この軍事演習について、中国軍は「滞りなく成功した」と発表している。

台湾国防部によると、10日にはのべ54機の中国軍用機が、台湾海峡の中間線を越えてきたという。

攻撃の脅威は、空からだけではない。台湾側が公開した映像には海上で中国の軍艦が接近してきている様子も映っていた。

台湾側の人物:
中国の軍艦が目の前にいます。距離は約5キロ。南方向へ進んでいます。

台湾本土攻撃を想定した映像も

さらに中国軍はこんな映像も公開している。

中国軍が公開したイメージ映像。中国側が台湾本土に向けて攻撃している
中国軍が公開したイメージ映像。中国側が台湾本土に向けて攻撃している

中国本土や周辺の海から、台湾に向けて攻撃を行うシミュレーションだ。

中国軍が公開したイメージ映像。中国側の攻撃が台湾本土を直撃し、炎が上がる
中国軍が公開したイメージ映像。中国側の攻撃が台湾本土を直撃し、炎が上がる

ほとんどの攻撃は海に落下しているように見えるが、いくつかは本土を直撃し、炎が上がっている。

圧力が強まる一方で、2024年には台湾の総統選が控えている。

そのため、「台湾の市民感情に配慮した抑制的な演習だった」との見方も出ている。

(「イット!」 4月11日放送より)

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