4月4日、山形銀行で入行式が行われ、新入行員は「山形で頑張る人の支えになる」と決意を新たにしていた。一方、高校を卒業したばかりの4人が選んだ道は、山形市の伝統芸能「やまがた舞子」の世界。若者たちが新たな一歩を踏み出した。

「頑張る人の支えに…」入行式で決意

山形銀行にはこの春、高卒や大卒など2022年度よりも6人多い47人が入行し、うち43人が県内出身だ。マスクを外して入行式に臨むその表情は、緊張の中にも凛々(りり)しさが漂っていた。

マスクを外して式に臨む山形銀行の新入行員
マスクを外して式に臨む山形銀行の新入行員
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式の中で長谷川吉茂頭取は「まだ銀行に染まっていない柔軟な発想はとても魅力的。ぜひいろいろなアイデアを出し挑戦してください」と激励。そして、新入行員を代表して新庄市出身の小林輝星さんが決意を披露した。

決意を述べる新入行員代表・小林輝星さん
決意を述べる新入行員代表・小林輝星さん

新入行員代表・小林輝星さん:
山形に暮らす人々の人生がより豊かなものになるよう最善の提案ができる行員として、山形で頑張る方々の支えとなることを目指していきます

新入行員たちは5日から研修に入り、社会人としての礼儀・マナーや銀行業務に関する基本事項を習得するという。

伝統芸能「やまがた舞子」の世界へ

山形市で行われた「やまがた舞子」入社式の様子
山形市で行われた「やまがた舞子」入社式の様子

一方、山形市で3年ぶりに「やまがた舞子」の入社式が行われた。入社したのは4人で、鮮やかな着物をまとい、少し緊張した面持ちで式に臨んだ。式では、4人それぞれが自分や家族と考えた「舞子名」が披露された。

新人やまがた舞子の豆はなさん
新人やまがた舞子の豆はなさん

京都の舞妓になじみのある「豆」を使った「豆はな」さん。

豆はなさん:
緊張とうれしさでいっぱい。たくさんのお客さまと出会えることが一番楽しみ

新人やまがた舞子のゆめ花さん
新人やまがた舞子のゆめ花さん

お客に夢のようなひと時を過ごしてもらいたいという「ゆめ花」さん。

ゆめ花さん:
負けず嫌いなので、どんどんレベルアップできるような舞子さんになっていきたい

新人やまがた舞子の美咲さん
新人やまがた舞子の美咲さん

美しく咲いた花のようにその場を明るくする「美咲」さん。

美咲さん:
「わたし、舞子さんになるのだな」という実感ができて、県外の人・海外の人にもいろいろ知っていただけるように頑張りたい

新人やまがた舞子のまつりさん
新人やまがた舞子のまつりさん

持ち前の明るさと記憶に残りやすい名にこだわった「まつり」さん。

まつりさん:
踊りでも、会話でも、満足させられる舞子さんになりたい

4人のデビューは6月に
4人のデビューは6月に

それぞれの思いを込めた舞子名に恥じぬよう、これからも稽古に臨む4人の新人やまがた舞子のお披露目会は、6月2日に山形市の料亭・四山楼で行われる予定。

(さくらんぼテレビ)

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さくらんぼテレビ
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