上川の幌加内町にある朱鞠内湖で釣りをしていた男性が5月14日から行方不明になっていたが、5月15日に男性と見られる遺体が見つかり、近くにいたクマも駆除された。警察で関連を調べるとともに身元の確認を急いでいる。

"遺体"発見…近くには"クマ"の姿も

行方が分からなくなっているのは、釣りをしていた50代とみられる男性。5月14日午前5時ごろ、ガイドが運転する小型船に乗って湖の北東部へ向かい、1人で釣りをしていたとみられている。
その後、ガイドが迎えに行くと、男性の姿はなく、胴長とよばれる釣り用の長靴をくわえたクマを目撃。

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大声で叫んだり、船のエンジンを鳴らして威嚇するもクマが逃げなかったため警察に通報した。
5月14日、警察などが船とヘリコプターで捜索したところ、男性のライフジャケットやリュックなどが発見された。

行方不明の男性の友人:
超ベテラン。(以前)ずっと向こうにクマがいるからやめて帰ってきた。ちゃんとクマの怖さを知っているから帰ってきている。そのくらいベテランです

一方幌加内町はクマの駆除を決定。5月15日午後、町の関係者やハンターらが現場に向かった。
その結果、クマが発見された現場付近で人体のようなものを発見。人の頭の部分とみられ、動物がひっかいたり、かんだりしたあとがあったという。

さらに現場近くでクマ1頭が駆除された。

17日に行われた捜索では、頭の部分がみつかった現場から50メートルほどの地点で、成人とみられる人の頭のない遺体を発見。また着衣から西川さんの免許証が入った財布が見つかった。
駆除されたクマの胃からは骨が混じった人か動物のものとみられる体の一部も見つかっており、警察は確認を急いでいる。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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