V・プレミアリーグで女子バレーボールのPFUブルーキャッツ。2023年3月18日と19日、今シーズン最後となる金沢でホーム2連戦に臨んだ。そのホーム2連戦を前に、これまでチームを支え、昨シーズンまでキャプテンを努めた堀口あやか選手が今シーズン限りでの引退を表明した。そんな堀口選手のホームラストゲームを取材した。

PFUブルーキャッツを支えた元キャプテンが引退表明

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パワフルなプレーでチームの苦しい時期も支えてきた堀口あやか選手。長野県出身で2017年に入団、2部リーグにあたるVチャレンジリーグ時代からV1で上位進出が期待される今に至るまでチームを支えた。

また、2020年から昨シーズンまで2シーズンにわたってキャプテンも務めた堀口選手。2022年、初めて日本一に輝いた国体でもキャプテンとしてチームを率いていたのは記憶に新しい。

「チームの勝利に向かうことが一番先決」采配に応えた爆発力!

2023年3月18日と19日に行われたPFUブルーキャッツのホームラストゲーム。

18日の試合は、お隣富山県のKUROBEアクアフェアリーズ。試合はフルセットの末、痛い敗戦となった。

この日、堀口選手の出番は無かったが、翌日への意気込みを問われると…

堀口あやか選手:
チームの勝利に向かうことが一番先決だと思うので気負うことなく、チームの勝利に何が必要かしっかりそこにフォーカスしてやっていきたいと思います。

翌日は2位の強豪、埼玉上尾メディックスとの一戦。

ブルーキャッツは、前日の敗戦から立て直せず第1、第2セットを連続で失う。第3セットも序盤からリードを許すが、そんな空気を払拭すべく坂本監督が送り出したのは堀口選手だった。

PFUブルーキャッツ 坂本将康監督:
アタック決めてもらいたいし、勝利に結びつくようなプレーをしてもらいたいなという風には思っていました。

采配はズバリ的中。

終盤にスパイクポイントを3本立て続けに決めた堀口。

試合に敗れはしたものの、ホーム金沢のファンを盛り上げた。

堀口あやか選手:
本当にたくさんの方に応援していただけて幸せな現役生活を皆様のおかげで送ることができました。本当に6年間ありがとうございました。

「負けて感じた事、勝てて感じた事全てを味わえたバレー人生」

堀口あやか選手:
負けているから感じること、勝てるようになったから感じるもの、全てを味わえたのが私のバレーボール人生だったかなと思うのでそこは本当に幸せだったなと思います。

パワフルかつひたむきなプレーでチームを支えてくれた堀口選手現役生活、お疲れさまでした。

(石川テレビ)

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