新型コロナ感染対策としての「マスク着用」が、3月13日から「個人の判断」に委ねられる。ズバリ外すのか?外さないのか?広島の街の声を聞いた。またTSSが独自に行った視聴者へのアンケート結果も紹介する。

3年で“日常化”したマスク生活

政府は、新型コロナ対策としてのマスク着用について「3月13日から、屋外・屋内を問わず個人の判断」という方針を打ち出している。そのタイミングが迫る中、街の人はどう“判断”するのか?広島市中区の本通り商店街で街頭インタビューを行った。

20代・女性:
職場次第だが、自分としてはまだ外さないと思います。まわりが外しだしたら外すかな

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60代・男性:
外さないんじゃないですかね。なんとなく着けていることが日常になっているんで。僕も年齢が高いのでなるべく感染を避けたい

20代・大学4年生の男性:
まだちょっと怖いのもあって外さないかな。人が多い場所で外すのは抵抗がある。マスクを着けている期間が長かったので、ちょっと恥ずかしい気持ちも。まわりの友達は外す派と外さない派で分かれています。大学1年生の時はみんなマスクをしていなかったが、2年生からずっと着けている。外すと印象にずれがあるかもしれないですね

人目を気にしつつ“慣らし期間”

40代・女性:
外します。私は肌が弱くて、マスクをすると肌が荒れてしまうというのが大きな理由です。口紅も塗りたいなと思っているので、できれば外したいです
(Q:13日からパタッと外す?)
今は人が多いので着けているが、外で娘と歩く時は外すことも多い。屋内では着けていますけど、人目を気にしつつちょっとずつ慣らして外していっています

6歳・年長:
保育園に毎日して行っているよ。マスク外したい

40代・女性:
この3年でマスクを買い足すことが癖になって、なくなりそうになったらネットで頼んだり薬局に行ったりするのが当たり前になっています。うっかり買い足してしまいそう。まだ、買いためた在庫が結構あります

独自調査「外す」6割 屋内では慎重に

街頭インタビューでは「外さない」という意見が多かったが、TSSが独自に行ったSNS調査のアンケートは次のような結果に。注目度の表れから過去最多の3211件の回答が寄せられ、「外す」60.2%、「外さない」39.8%だった。

一方、FNNの世論調査で「屋内に限ってはどうするか」と質問したところ、1040人が回答し「屋内ではマスクを着用する」が73.7%、「着用しない」が24.5%だった。感染リスクの高い屋内では、まだマスク着用派が大部分を占めそうだ。

番組に寄せられた意見も「外す派」と「外さない派」に分かれた。

「外す派」
◯海外はマスクをしていないので、もうちょっと早くこの方針にしてほしかった(30代・男性)
◯子どもが外しやすい雰囲気になるように今から率先して外している

「外さない派」
◯マスク!マスク!と言ったわりに、あっさり個人の判断に任せるなんて責任逃れ(50代・女性)
◯個人の判断としたことに異論はないが、卒業式は着けなくてよいとか政府がいちいち口を挟むことだろうか(60代・男性)

この議論をスタジオで締めくくったのが、元広島東洋カープでリーグ3連覇にも貢献したTSSコメンテーター・安部友裕さん。

安部友裕さん:
僕は外します。誰かが外さないと外す人がいなくなるので、外していきます

このように「マスクを外す」雰囲気も、まわりを気にして外せない人のために必要かもしれない。春の訪れとともに、街行く人々の風景にも変化が見られそうだ。

(テレビ新広島)

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