最大2万円のマイナポイントが受け取れるマイナンバーカードの申請が、2月28日に最終日を迎えた。各自治体の窓口には、カードを求める人が殺到。オンライン申請については、期限が3月1日に延長された。

申請窓口では「4時間待ち」…期限について“勘違い”も

28日の京都市のマイナンバーカード申請窓口。席がほとんど埋まるなど、多くの人が殺到した。

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最大2万円分のマイナポイントを受け取るためのマイナンバーカードの申請は、28日が期限。各地で駆け込み申請のラッシュが起きた。

松本剛明総務相:
2月26日時点で、累計の申請件数が9085万件となりました。
(国民の)7割、9000万件を超える国民の皆様に申請をいただくことになり、感謝を申し上げたいと思います。

申請件数はこの5日間だけで約250万件。1日あたり50万件あまりの申請があったことになる。

各地の自治体の窓口はどうなっていたのだろうか。

記者リポート:
厚木市役所のエントランスですが、マイナンバーカードの申請手続は「4時間待ち」と書かれています。

また、高知市役所の申請窓口では、午前8時半から1時間に約150人が訪れ、待ち時間は最大2時間になった。市役所は、昨日よりも窓口を3カ所増やして対応に当たった。

職員:
番号札2495番のお客様~

こちらは埼玉・川口市の申請窓口。なぜここまで人が殺到しているのか。
申請者に聞いてみると、手続きにまつわる“勘違い”が混雑に拍車をかけていた。

20代男性:
ポイントも2月いっぱいまでっていうことなので、今日来ました。

川口市市民課次長兼課長・田村秀子さん:
2月28日までっていう期限だけ頭に残っていて、それが申請なのか、ポイントなのかっていうところは、ちょっとわかりづらいところもありましたので、「今日ポイントもらわないと終わりなのか」という方もいらっしゃって。

今回の期限とされているのは、マイナポイントが受け取れるカードの申し込み
マイナポイントの申し込み終了日は、5月末まで延長されている。

オンラインでも駆け込み 総務省が“緊急措置”

殺到したのは窓口だけではなく、オンライン申請にもアクセスが集中した。

オンラインでの駆け込み申請により、サイトは一時パンク状態に。これを受け、28日中に申請サイトにアクセスすれば、手続きが3月1日になってもポイントがもらえる措置がとられた。

尾見総務副大臣:
緊急避難措置といたしまして、オンライン申請については3月1日中に申請を完了していただければ、マイナポイントの申し込み対象とさせていただき、総務省としてもしっかり対応させていただきます。

また、自治体窓口の申請についても、自治体が2月28日中に処理できなかったとしても、「2月28日の受け付け」としてマイナポイントの対象になるという。

(「イット!」2月28日放送より)