福井・小浜市で毎週末、一緒に仲良く散歩する2匹の柴犬がいる。4年前に偶然出会い、すぐに意気投合した。しかし仲良くなったのはワンちゃんだけではない。この出会いで飼い主同士も意気投合、交際にまで発展したのだ。
お気に入りの散歩コースは、今では飼い主の“デートコース”にもなっている。
人気者のオスの柴犬「との」君
小浜市の長谷川康太さん(31)の家に住むのは、オスの柴犬「との」君(6)。
生後5カ月の時に知人から譲り受け、家族になった。
人懐っこい性格が特徴で、人には全く吠えない。
との君は散歩中、出会う人とすぐに仲良くなる地元の人気者だ。この日も通りすがりの地域に人に頭をなでてもらい、ご機嫌の様子だった。
同い年のオスの柴犬「こてつ」君と
機嫌がいい理由はもう一つある。週末の散歩は、との君にとって特別な日だ。
それは、近所に住む同い年のオスの柴犬「こてつ」君と一緒に散歩ができるからだ。
2匹が出会ったのは4年前。お互い散歩中に偶然出会った。同じ柴犬、そして性格も似ていたためか、すぐに意気投合したという。月に何度か散歩中に出会うようになり、その時は一緒にお気に入りのコースを散歩するようになっていった。
飼い主さんの恋の仲介？
週末は、飼い主の長谷川さんにとっても特別な日になっている。
こてつ君の飼い主、竹本瑞希さん(23)と一緒に散歩していたことで2人の距離が縮まり、交際にまで発展したのだ。「最初はあいさつ程度だったが、徐々に話すようになっていった」と長谷川さん。「犬がきっかけで自然と仲良くなれた」と振り返る。
毎週末の散歩コースは、今では長谷川さんと竹本さんの“デートコース”にもなっている。2人の縁を結んだ2匹の柴犬たち。家族になり一緒に暮らす日も想像しながら、お気に入りの散歩コースを歩いている。
（福井テレビ）
