参院懲罰委員会は21日、国会欠席を続けるNHK党のガーシー参院議員への懲罰を「議場での陳謝」とすることを全会一致で可決し、「院内の秩序を乱したことは誠に申し訳なく、深く自責の念に堪えません。ここに謹んで陳謝いたします」とする陳謝文案を決定した。
ドバイに滞在し、去年7月の初当選以降、一度も登院していないガーシー氏に対して、懲罰委員会は21日、「議場での陳謝」の懲罰を全会一致で決めた。
その後、理事会で陳謝文案について協議。「私は参議院議員として、国会に登院し、審議に参画すべき立場であるにもかかわらず議院運営委員会理事会の了解を得ないまま海外に滞在し、国会法第五条および、参議院規則第一条に違反して召集に応じず、議長から招状を受け取った日から7日が経過したにもかかわらず、ゆえなく本会議に出席しなかったことにより、院内の秩序を乱し、本院(参議院)の信用を失墜させたことは誠に申し訳なく、深く自責の念に堪えません。ここに謹んで陳謝いたします」とする陳謝文案を決定した。
一方で、同党の浜田政調会長は、ガーシー氏が「議場での陳謝」に応じる可能性については「ない」と答えていて、「議場での陳謝」にガーシー氏がこのまま応じなければ、再び懲罰委員会を開催し、「除名」も含めたより重い処分を検討する見通しだ。(参院懲罰委に出席する鈴木宗男委員長 午前10時すぎ)