海外では男性が女性に花を贈ることも多いバレンタインデー。金沢の生花店では、“ある条件”付きで、花を贈る男性にバラの花50本をプレゼントするというキャンペーンを行っている。結婚25周年の夫婦に密着した。

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「産地や花屋も元気がなかったので」需要回復の起爆剤に

金沢市内の花屋さんで行われている「花を贈るおしゃれMANになろう」というキャンペーン。

このキャンペーンを企画した柚木陽介さん。

リバティーンフラワーワークス 柚木陽介さん:
新型コロナでお祝い事とか婚礼関係もずいぶん減りまして、花の需要もだいぶなくなったんですね。それで産地や花屋も元気がなかったので、これを機に盛り上げようと思ってこの企画を立ち上げました。

新型コロナの影響でイベントなどが控えられ、石川県内の花の売上はコロナ禍前と比べると、1割から2割ほど減っている。

そこで、需要回復の起爆剤にしようと考えたのが今回のキャンペーン。北陸3県で100軒ほどの花屋さんがこの企画に賛同した。

プレゼントを贈りあう素敵なバレンタイン

その取り組みを知ったこちらの男性。バレンタインより前にサプライズを思い立った。

中野晴行さん:
先月で結婚25年を迎えたので通常よりも違うことをしたら思い出になると思って。渡せば喜ばれるかなと思ってプレゼントしようかなと。

贈る相手は妻の美夏さん。結婚記念日には毎年花を贈っていると言う。

2022年1月で結婚25周年。

中野さん:
子供が二人いるんですけれど、子育てにはあまりタッチしてこなかったので、大きく育ててくれてすべて奥さんのおかげかなと思っています。

日ごろの感謝の思いも伝えたいと言う中野さん。

中野さん:
逆バレンタインデー。
妻・美夏さん:
え、なになに?どういうこと?
中野さん:
永遠の愛

美夏さん:
すごい!ありがとう!感動!ありがとう!こんな大きいの、初めてもらったので感動です。ちょっとうるっとしてるんじゃない?
中野さん:
うるっとはしてないよ

秋末械人アナウンサー:
奥さんの反応よかったんじゃないですか?
中野さん:
良かったです。

一方、美夏さんからもチョコレートのプレゼントが。

美夏さん:
パパへ。
中野さん:
ありがとう
美夏さん:
こちらこそありがとう。

互いにプレゼントを贈りあう素敵なバレンタインになった。
中野さん:
通常、バレンタインはもらう方なので、今回は結婚25周年を兼ねて思い出の1ページになったかなと思います。

美夏さん:
記念すべき25周年のバレンタインですね。忘れないと思います。嬉しい日になりました。ビックリしました。

最後はお店との約束通り記念写真を撮影し、SNSに投稿。バラの花束が二人にプレゼントしてくれた素敵なバレンタインだ。

花キューピットによると、バラの花は本数によって花言葉が変わると言う。1本だと「ひと目ぼれ」、2本だと「この世界はあなたと私だけ」、3本だと「愛しています、告白」など999本まである。そして、今回の50本は「永遠」「偶然の出会い」という意味があるそうだ。

バレンタイン、男性はお返しをするだけでなく自らお花をプレゼントするのも良いのでは。

(石川テレビ)

石川テレビ
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