トルコ南部で起きた地震で、被災者の生存率が急激に低下するとされる「発生後72時間」が過ぎた。

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懸命の救助活動が続いている南部の街・ガジアンテップから、加藤崇記者が伝える。

建物が崩れた現場。昨日から、がれきの下に3人いることが確認されていて、声が聞こえる場所を確認しながら、慎重に、夜通し作業が進められている。

しかし作業は難航していて、現在も救出できていない(日本時間9日午前11時半時点)。
また、がれきの下にいる男性は、さらに下の方から赤ちゃんの泣き声が聞こえると話している。

日本時間の午前10時過ぎには、生存率が急激に低下するという“地震発生から72時間”を過ぎ、緊迫した雰囲気に包まれている。

トルコと隣のシリアを合わせて、地震による死者はこれまでに1万5899人、6万2000人以上が負傷しているなど、被害が広がっている。

(「Live News days」2月9日放送より)