映画「南極物語」でも描かれたタロやジロたち。
犬ぞりの旅をたどったフジテレビ取材班の映像をお届けする。

フジテレビ南極取材班・大塚隆広記者「いまから60年以上前、タロとジロたち、犬ぞり隊が目指したボツンヌーテンにこれから向かいます」

昭和基地から、南へおよそ170km。
ヘリコプターで45分ほどの雪原にそびえ立つ岩山。

標高およそ1,500メートルの「ボツンヌーテン」。

ノルウェー語で「奥岩」を意味するこの山は、日本の南極観測において歴史的な場所。

「ボツンヌーテン」の初登頂は66年前、1957年の第1次越冬隊。

タロ・ジロたち15頭の樺太犬が引く犬ぞりで、昭和基地から往復およそ1カ月間をかけて観測を行った。

簡素な犬ぞりでの過酷な旅路は、映画「南極物語」でも描かれている。

フジテレビ南極取材班・大塚隆広記者「60年以上前にここに来たのが信じられません。頂上には隊員の名前を記した銅板が置かれているそうですが、今回は頂上までいくことはできません」

タロ・ジロたち、犬ぞり隊が刻んだ歴史が、今とつながる「ボツンヌーテン」の峰。

地質調査が、今も続いている。