コロナ禍で働き方が多様化する中、パソコン1つで好きな場所に滞在して働く「ノマドワーカー」を主なターゲットにしたゲストハウスが香川・高松市中心部にお目見えした。
キーワードは「職住一体」。どんな施設なのか。

2階と3階はゲストハウス 長期滞在も対応

高松市中心部に1月23日オープンしたゲストハウス「Kotori」
高松市中心部に1月23日オープンしたゲストハウス「Kotori」
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どこかレトロでおしゃれな雰囲気が漂う小物や内装。高松市中心部に1月23日オープンした「Kotori」。広さ90平方メートルの1階は、共同のワーキングスペース。

1階の共同のワーキングスペース
1階の共同のワーキングスペース

テーブルやいす、Wi-Fi環境を整えパソコンを使った作業ができるほか、打ち合わせ用の会議室も3部屋完備している。

打ち合わせ用の会議室
打ち合わせ用の会議室

建物の2階と3階はゲストハウス。個室は4部屋あり、長期間の滞在にも対応している。

小林宏典記者:
一方、こちらは相部屋です、2段ベッドになっていて格安で利用できます

施設のコンセプトは「職住一体」。パソコン1つで好きな場所に滞在して働く「ノマドワーカー」が主なターゲット。

地方創生や観光関連ベンチャーの拠点に

施設をオープンさせたのは、観光事業を手掛ける琴平バス。楠木社長は、コロナ禍でニーズの変化を感じ取っていた。

琴平バス・楠木泰二朗社長:
働く場所にもとらわれない人、働き方が増えてきている中で、長期で滞在してもらうことで、地域の良さを広く深く知ってもらえる機会になる

社長の背中を押したのは、観光産業を取り巻く環境の変化だ。行動制限はなくなり、高松空港はこの2カ月で国際線が相次いで再開、ポストコロナを見据えた反転攻勢へ新たなニーズの受け皿作りを目指す。

琴平バス・楠木泰二朗社長:
インバウンド含む観光は地方創生の切り札、日本には無くてはならない産業だと確信、気持ちを爆発させることができるタイミングになってきた

地方創生や観光関連のベンチャーの拠点にもしたいという楠木社長。夏をめどに、琴平町にも同じコンセプトの施設を整備するという。

(岡山放送)

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