高度およそ200メートルから真っ白な大地へと落下する、ロケットの形をした装置。

「ペネトレータ」と呼ばれる観測システムは、筒の中に特殊な地震計などを搭載。

氷河の流動で発生する微弱な振動や電波を捉え、氷河の状態を精密に解明することで、地球温暖化の現状把握につなげる取り組み。

データの収集には、硬い氷にどんな姿勢でどれだけ突き刺さるかが重要で、現在、南極ではさまざまな形での投下実験が行われている。

最終的には無人航空機を使用し、100km以上離れた場所にも設置できる技術の確立を目指していて、危険な場所でのデータ収集に期待がかかる。