企業の間で取り引きされるモノの価格を示す指数が9ヶ月連続で過去最高を更新しました。
日銀が発表した先月の企業物価指数は、前の年の同じ月から10.2%上昇し、119.5となりました。
9カ月連続で過去最高を更新し、前の年を上回るのも22カ月連続です。
エネルギー価格の上昇分を転嫁する動きが幅広い品目で続いていて、515品目中、454品目と9割近くが上昇しました。
品目別では、電力・都市ガス・水道(52.3%)や鉄鋼(20.9%)、飲食料品(7.7%)などが全体を押し上げました。
一方、去年1年間の企業物価指数は、前の年に比べて9.7%上昇して114.7となり、比較可能な1981年以降で最高となりました。