アメリカ・ニューヨークの年越しイベントの会場近くで19歳の男が警察官3人に切りつけた事件で、検察当局は6日、男をテロを目的とした殺人未遂などの罪で起訴しました。
この事件は大晦日の夜、ニューヨークのカウントダウンイベント会場近くでメーン州のトレバー・ビッククフォード被告が警備中の警察官3人に「ククリ」と呼ばれる大型の刃物で切りつけたものです。ビックフォード被告は警察官に肩を撃たれ、逮捕されました。

その後の調べで、ビックフォード被告は犯行時、アラビア語で「神は偉大なり」と叫び、取り調べに対して「警察官を殺したかった。頭をめがけてククリを振りおろした。他の警察官も狙ったが刃物を落としたので拳銃を奪おうとした」と供述していることがわかりました。
検察当局は6日、「テロを目的とした殺人未遂」などの罪で起訴しました。
ビックフォード被告はイスラム過激派に傾倒していたことから家族の通報で先月、FBI=連邦捜査局の聴取を受け、テロリストとしての警戒リストに登録されていました。
捜査当局は今後、詳しい動機や背景を調べることにしています。
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(9枚)