南極大陸に向かっていたしらせが、いよいよ雪と氷の大陸近くに到着した。

フジテレビ南極取材班の大塚隆広記者が、中継でお伝えする。

地球最果ての場所、南極。
分厚い氷に阻まれてしらせが、一生懸命頑張って、ここまでたどり着いた。

冬と氷の白い世界の中に、ごつごつとした陸地が見えている。

右手の陸地は、南極大陸のラングホブデという場所で、日本の観測隊の観測拠点の一つ。

カメラを左に向けると弁天島がある。
この島は、しらせが昭和基地を目指すときに目印として使われる島。

その島から、さらに左にカメラを向けると、奥に見えてくるのが、昭和基地のある東オングル島。
かすかに、アンテナのような構造物が見られる。

20日は、海氷の状態を確認するため、自衛隊の大型ヘリが氷上偵察を行った。

そのときに撮影した映像には、はるかかなたまで続く氷の大地、海岸線にそびえ立つ氷の崖、白く凍った海に、巨大な氷山があちらこちらに浮かんでいた。
昭和基地も見えた。

大小さまざまな建物や、無数のアンテナが点在していた。

南極取材班は22日にも、観測隊とともに昭和基地に上陸する予定だが、天気次第で予定が変更される場合もある。

アザラシやペンギンも見られ、特に、アデリーペンギンをよく見る。

しらせの音に驚いて、逃げていったり逆に近づいてくるものもいる。

南極では、科学者や研究者が南極の氷アイスコアの採取をしたり、生態系を調べたり、南極の音を研究する予定。