福岡市東区にある肉の無人販売所で起きた窃盗事件。防犯カメラが捉えた窃盗事件の一部始終には、3人組の犯人の会話も残されていた。
決済は100円だけ 冷凍肉を大量窃盗
防犯カメラ映像の音声：
いっぱい食べていい？
店内に入ってきた男女3人組。ショーケースから取り出したのは、大量の冷凍肉だった。
映像が撮影されたのは、福岡市東区に12月10日にオープンしたばかりの肉の無人販売所だ。12月14日午前5時過ぎ、店内で販売されていた肉が男女3人組に盗まれた。
「おウチdeお肉・三苫店」森田貴大オーナー：
ここは豚肉、鶏肉、ユッケ、馬刺しなど、基本的にお肉類がメインのお店。朝、携帯で売り上げを確認したら100円だけの決済があった。100円だけの商品は保冷バックだけ。100円だけって、「こんな保冷バック1枚買う人いるのかな？」と思って、監視カメラの映像を遠隔で確認したときに犯行が分かった
あらためて防犯カメラ映像を見ると、犯人たちは、まずショーケースの中にあったハンバーグをつかんだ。
防犯カメラ映像の音声：
100個食べたい
それから3人組は、店内のショーケースを次々と開け、馬刺しやユッケなどの肉を客用のカゴに入れていく。
防犯カメラ映像の音声：
たまご、家になくない？
防犯カメラ映像の音声：
あるよ
防犯カメラ映像の音声：
馬刺しのタレあるよ
せめてもの罪滅ぼしなのか、それとも購入したように見せかける偽装工作なのか、丁寧にも痕跡が残る電子マネーで100円の保冷バッグだけを購入。
3人組は大量の肉をリュックサックに詰め込み、盗んでいった。犯行時間は、9分ほどだった。
「おウチdeお肉・三苫店」森田貴大オーナー：
こっちの牛ユッケであったり、こちらに並んでいる馬刺しだったり、手あたり次第の中でも高めな商品を選んでいる感じ。率直な意見として腹が立つ。あとは残念かな。（被害額は）だいたい、ざっと見積もって2～3万円
まるで買い物を楽しむかのように商品を盗んでいった男女3人組。店側は被害届を提出していている。
（テレビ西日本）
