南極観測船「しらせ」が、オーストラリア・フリーマントルを出発した。

日本時間1日午前、「しらせ」がオーストラリアを出発した。

「しらせ」は出航して、すぐ波と風が強い暴風圏に突入するが、観測隊員は、暴風圏の中で水温や塩分を調べる装置を海に投下したり、ラジオゾンデという気象観測器を気球で空に飛ばすなどして、海洋や大気の観測を行う。

「しらせ」は、さらに南下して、一面凍りついた定着氷という海域を氷を砕きながら進み、12月24日ごろ、南極・昭和基地に到着する予定。