鳥インフルエンザの検出で休園が続いていた和歌山県のアドベンチャーワールドが2週間ぶりに営業を再開した。 ジャイアントパンダが元気な姿を見せる一方、鳥との触れ合いの場所は依然として立ち入り禁止となっている。
2週間ぶりの再会 営業開始と同時に多くの人が入場

和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドでは、営業開始と同時に、多くの人が入場した。

11月10日、死んだアヒルから高病原性の鳥インフルエンザが検出されて休園となり、ダチョウなど他の鳥も殺処分された。

そして25日、感染防止対策が整ったとして、2週間ぶりに営業を再開した。
大好きなパンダに会えて、子供も大人もテンション上がる
休園の影響で、2歳の誕生日会が延期されたジャイアントパンダの楓浜も、元気な姿を見せてくれた。

来場客は:
ちょうど再開日に来られるようになって、子供もすごいパンダ見たくて、朝からすごいテンション高くて

(Q.かぶっているパンダの帽子はどうしたの?)
来場した子供は:
ママに買ってもらった

(Q.なんでパンダにしたの?)
来場した子供は:
だってパンダ好きなんだもん

消毒用マットなどで感染防止対策
園内では感染防止対策として、ゲートの出入り口などに消毒用のマットが設置された。

さらに、鳥類と触れ合うことができるエリアは、鳥類を隔離して観察するため、来場者の立ち入りが禁止に。
記者リポート:
こちらより向こうの一帯が鳥と触れ合える広場になっているのですが、このように立ち入り禁止となっています

失った動物たちの命を忘れない…
また、殺処分などになった鳥たちを弔う献花台も設置された。

アドベンチャーワールド 今津孝二園長:
失った動物たちの命を忘れることなく、それを糧にして新たなアドベンチャーワールドに向かっていきたい

園は全面再開は未定としているが、11月15日にモモイロペリカンから鳥インフルエンザが検出されたのを最後に陽性となった鳥類はないということだ。
(関西テレビ「報道ランナー」11月25日放送)