南極地域観測隊を乗せ、日本を出航した観測船しらせが、2週間の航海を経て、補給のため、オーストラリア西部のフリーマントルに到着しました。

同行取材しているフジテレビ・大塚隆広記者が中継で、船の生活についてお伝えします。

「厳しい南極でも体力さえあればなんとかなる」と言われたので、甲板を走るなどして体を鍛えていました。

しらせは、フリーマントルに1週間ほど停泊し、燃料や食料を積み込みますが、わたしたちは、新型コロナウイルス対策の関係で陸に上がることができません。

南極では、大型ヘリコプターでしかたどり着けない観測地点がたくさんあり、重要な役割を担っています。

わたしたちも、このヘリに乗って南極大陸に上陸します。

先日、ヘリコプターの整備の様子を取材し、整備担当の柴田楓さんに話をうかがいました。

海上自衛隊 整備担当・柴田楓さん「自衛隊に入ってから、しらせのことを知って、すごくやりがいのある仕事だなと思って。入隊してから、ずっと希望していて、ことし初めて行けるので、すごく楽しみで。しっかり仕事したいなと思っています」

南極への旅は、ここからが本番です。

フリーマントルを出航してすぐ、波と風が強い暴風圏を通過しなければなりません。

さらにしらせは、一面凍りついた海を、厚い氷を砕きながら進みます。

予定では、12月24日ごろ、南極・昭和基地に到着します。