日米通算507本のホームランを記録した石川県が誇るスーパースター松井秀喜さん。2022年10月、母校、星稜高校のグラウンドで、県内の小学生35人を対象に野球教室を開いた。48歳、圧巻のさく越え。”甲子園の伝説”「5打席連続敬遠」が、プロ野球選手としての原点と語った。

母校に松井さん現る!

松井秀喜さん:
オーケイ!ナイスバッティング!

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松井秀喜さんが、母校のグラウンドで汗を流すのは、高校卒業以来、約30年ぶりだ。

松井秀喜さん:
自分自身感激してますね。ここで三年間汗を流したんだなという気持ちもありますし。

山下智茂(やました・ともしげ)監督と星稜高校で出会い、その後、巨人からメジャー、ヤンキースへと渡りワールドシリーズ制覇も果たした松井秀喜さん。現在はヤンキースのGM特別アドバイザーを務めている。

巨人の入団会見
巨人の入団会見

今回の野球教室は、自らが主催するNPO法人が開いたもので、県内では6年ぶりの開催だ。松井さんの野球教室ではお馴染みとなったバッティングのデモンストレーションも…。

バッティングのデモンストレーション
バッティングのデモンストレーション

現役を退いたとは思えない一振り!

打球の行方は…

球の行方を追ったスタッフも、諦めて…
球の行方を追ったスタッフも、諦めて…

48歳とは思えない圧巻のさく越え。そして、最後にはサイン会も開かれ、参加した親子にとっては、思い出に残る野球教室となった。

参加した女の子:
サインももらえて、嬉しかったです。すごくかっこよくて、野球も上手でスターみたいな感じでした。

参加した男の子の母親:
私とか親世代は大ファンです。バッティングは力強かったですね。かっこよかったです。

参加した男の子:
将来、プロ野球選手になって松井選手のように場外ホームランを打ちたいです。

参加した男の子の母親:
楽しみにしてます。

松井秀喜さん:
楽しかったなとか、来てよかったなとか、いい思い出となって残ってくれればと思っています。
それで「野球頑張ろう」とそういう力になる一日だったら、嬉しいなと思っています。

この日開催されたのは、野球教室だけではない。松井さんは、母校・星稜高校の創立60周年を記念した同窓会にも出席。約1200人を前に講演。

講演の中で、松井さんは甲子園の伝説となった5打席連続敬遠が、プロ野球選手としての原点になったと回顧した。

松井秀喜さん:
甲子園最後の試合は敬遠されて一回もバットを振ってないんですよ。でも、連続敬遠されたバッターだと、プロの世界でも証明しなくてはという気持ちだった。

さらに質問コーナーでは…。

同窓生:
私どもの夢でもあります星稜高校野球部の監督は、やりたいと思われますか?

松井秀喜さん:
私たちの夢っていうふうに言われていましたけども…(笑)星稜高校の90周年か100周年になって、私がまだ生きてたらやりたいと思います。その時に星稜高校から要請が来たら考えさせていただきます。

と、冗談交じりに答えた。

久しぶりの母校凱旋で元気な姿を見せてくれた松井秀喜さん。どこの球団であろうと、松井さんのユニフォーム姿が見たい…と思う人は少なくないはずだ。

(石川テレビ)

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