10月10日、赤ちゃんたちが“激闘”を繰り広げる「泣き相撲」が3年半ぶりに福井市で開かれた。勝敗はどれだけ大きな声で、元気よく泣いたかで決まる。
あいにくの雨を吹き飛ばさんばかりの赤ちゃんの大きな泣き声、そして両親らの笑い声が会場に響き渡った。

決まり手は「暴れ泣き」や「泣き過ぎ」…3年半ぶり泣き相撲

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泣き相撲大会は福井市の県護国神社が毎年開催している。ただコロナ禍で開催を見合わせ、この日は待ちに待った3年半ぶりの開催となった。173人の赤ちゃんが、特製の法被を着て取り組みに臨んだ。

行司:
さあ見合って!のこった!

本物の力士に抱かれて、泣き出す赤ちゃんたち。

決まり手は「暴れ泣き」や「泣き過ぎ」などユニークなものばかりだ。行司は、より大きな泣き声をあげた赤ちゃんに軍配を上げた。

行司:
2人とも「暴れ過ぎ泣き」で勝ち!!

勝負が決まると、大野市出身の元大相撲力士・湊川親方ら審査員が点数を付けていく。

なかなか泣かない赤ちゃんには…。

行司:
泣くんだ~

赤ちゃん:
ぎゃー!!

行司が大声で赤ちゃんの泣きを誘い、会場を盛り上げた。

両親は、スマートフォンで我が子の雄姿を撮影するのに必死の様子。

泣いた子も、泣かなかった子も、元気に育って

参加した親子:
コロナ禍で少しでも楽しいことがあればと思い、参加できてよかった。天真爛漫に育ってほしい

参加した親子:
いつもはよく泣くんだけど、きょうは全然泣かなかった。どうしたんだろうな。強く育ってほしい

参加した親子:
よく泣いてくれてよかった。元気でやりたいことを頑張る子に育ってほしい

取り組み時間は、午前・午後あわせて計4時間。会場は終始、赤ちゃんたちの元気な泣き声、そして、その元気な姿を見守る両親らの笑い声に包まれた。

(福井テレビ)

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