飼い主さんが何やらおいしそうなものを食べているのを発見!
いい子にお座りをしたり、じっと見つめてみたりとペットたちの「おねだり」の方法は様々だが、インスタグラムに投稿されたとあるワンちゃんの“おねだりアピール”が賢くてかわいいと話題になっている。

ベル鳴らしてアピールするペコ
飼い主がなんか食べてる時はいつも
ベルを鳴らして存在をアピールしてきます
それが、こちらのポメラニアンの女の子「ペコ」ちゃん。
飼い主さんがおやつのドーナツを食べていると「ワンワン!」と吠えてアピールするペコちゃんだが…次の瞬間、まるでファミリーレストランなどで見かける“呼び出しベル”を鳴らすかのように、床に置かれたベルを前足でプッシュ!

チン!と軽快な音を立てたベルだが、お目当てのドーナツはもらえないペコちゃん。すると、再び前足でベルをプッシュ。その後も吠えつつベルを鳴らし続けて「食べたい!」という気持ちをアピールするのだった。
この動画には「賢い!!」「ベルを使いこなしてて可愛い~」「早くして!何してるの!って感じですね」とコメントが続々。1万件を超える「いいね」がつく人気の投稿となった(9月21日現在)。

必死にアピールする姿に思わず笑顔になってしまうこの動画。
このベルは普段からペコちゃんのおねだり用として活躍しているのだろうか?そしてこのかわいいアピールをコメントでは「どれだけチンチンしてもドーナツはあげませんよ笑」とかわしていた様子の飼い主さんだが、ペコちゃんのおねだりの行方はいかに…
飼い主(@pekopeko_831)さんにお話を聞いてみた。
もともとは「コミュニケーション用」のベルだった
――ペコちゃんはどんな子?
8月31日生まれ・1歳の女の子です。性格は人懐っこい、食いしん坊、ベル鳴らす天才。
好きなオモチャは飼い主の靴下と飼い主のマスク、好きな食べ物はジャーキーと飼い主の髪の毛。嫌いな食べ物はレタスです。

――このベルは何のために使うもの?
子犬の頃からしっかりと信頼関係を築いておきたくて、コミュニケーションの一貫としてベルを用意しました。ベルを鳴らした時にご褒美のオヤツを与えて褒めてあげることでペコ自身にも喜びを感じてもらえると思いました。

――いつベルを使ったコミュニケーションを覚えたの?
ペコが生後4ヶ月の頃にベルを買いました。教え始めて10分後にはベルを鳴らすことを覚えたのでこれには僕も驚きました(笑)

――ほかにはどんな風に飼い主さんにおねだりする?
遊んでほしい時はよくオモチャをくわえて近寄ってきたり、飼い主の髪の毛や靴下を噛んで引っ張ってきたりします。眠たい時は飼い主の手や足をひたすら舐めてベチャベチャにしてきます。

――最近ペコちゃんがベルを使ったのはどんな時?
ほぼ毎日ベルは鳴らしてますが、基本的には僕がご飯を用意している時に催促のベル鳴らしが多いですね。あとは飼い主が動画編集に集中していて構ってくれない時などにベルを連打して存在をアピールしてきます。

――ちなみに動画の後、ペコちゃんはどうなった?
あの動画の後は「フンッ」と鼻を鳴らして隣の部屋で丸まって寝てました。いつも自分の要求が通らないと隣の部屋で不貞腐れていつの間にか寝ています。
――動画への反響について…
愛犬の存在が世間の方に知られるキッカケになったことはとても嬉しく思いますし、同時にたくさんの方にイイネや温かいコメントを頂けて光栄です。
時々うるさいぐらいベルを連打することもありますが、そんな様子をまた皆さんにお届けして笑顔になってもらえればと思います。

コミュニケーションのため、ベルを鳴らすことを教えたという飼い主さん。
もともとはベルを鳴らす→おやつをもらえる、という仕組みだったようだが、わずか10分でベル鳴らしを覚えたペコちゃんは、その後パワーアップ!
今ではごはんが欲しい!という訴えや、飼い主さんが不在でちょっと寂しいとき、はたまたおもちゃ代わりにしていた飼い主さんのマスクを回収されてしまい、ご立腹…というときのストレス解消にも連打するなど、様々な感情表現のツールとしてベルを使っているようだ。
今回、ペコちゃんはドーナツのおねだりには失敗してしまったようだが、ペットとのコミュニケーションの幅を広げるツールとしては役立っているようだった。