東京大学教養学部2年生の男子学生が、新型コロナウイルスに感染したことが理由で授業を欠席し、補講が受けられなかったため、単位が認められず、留年が決定したことが分かった。学生本人が、きょう午後、記者会見を行って、明らかにした。


記者会見を行ったのは、東大教養学部理科Ⅲ類2年の杉浦蒼大さん。杉浦さんによると、今年4月~5月にかけて、基礎生命科学実験科目をオンライン形式で受講。そんな中、コロナに感染し重症となり、授業を欠席したという。
ところが、この科目では、コロナ感染に伴う欠席や補講のルールが、明確に定められていなかったため、補講の機会が与えられず、診断書の受領も拒否されたとのこと。この科目では、当日の午前11時までに欠席届を出す必要があったものの、「意識がもうろうとして」、届け出をすることができなかったという。
結局、6月に入り、この科目の単位不認定が発表され、杉浦さんが異議申し立てをしたところ、その後、一度発表した成績に”大幅な減点”がなされたことが判明。教養学部からは「欠席の取り扱いに関係なく、評価が及第点に及ばない」との回答をうけたという。
杉浦さんによると、この1科目のみの単位不認定によって、留年が決定し、予定されている医学部への進学ができなくなったとのこと。
杉浦さんは、コロナ感染により「理不尽なアカハラを受けた」と主張し、現在、東京大学ハラスメント防止委員会に救済を求めているという。会見で杉浦さんは、「コロナ感染学生を助けるため、力を貸して欲しい」などと訴えた。

