様々な分野のトップの食事を通して、人柄やその思いに迫る「トップメシ」。

働くママを応援したい、というドーナツ店「ウフフドーナチュ」の志賀嘉子社長のトップメシを取材した。

この記事の画像(25枚)

地元食材の手作りドーナツは約150種類

金沢市久安2丁目にある「ウフフドーナチュ」。

能登の塩や赤崎いちごなど、地元の食材を使った保存料無添加の手作りドーナツを約150種類販売する。

志賀嘉子社長:
5点で1100円です。赤ちゃん、何カ月ですか?

女性客:
3カ月です。

志賀嘉子社長:
かわいいですね。

接客する志賀社長
接客する志賀社長

自身も小学1年生の娘がいる志賀社長。以前働いていた職場は忙しく、出産後に転職する同僚を多く見てきた。そのため、能力のある女性が結婚・出産後も働きやすい会社を作ろうと7年前に起業した。

従業員は現在28人。

志賀嘉子社長:
働いているスタッフのほとんどが、子育て中のママさんという環境で仕事をしています。

働くのはほとんどが子育て中のママ
働くのはほとんどが子育て中のママ

志賀嘉子社長:
子どもを産んで育てると考えた時に、かわりがきく仕事にしないと支障が出るなと考えました。ドーナツは仕組みを作ればみんなが作れるようになるので、この店を立ち上げました。

順調に販路を開拓し、国内だけでなく中国やシンガポールなど海外からも注文が相次ぐようになった。今では1日約7000個のドーナツを売り上げる人気店に成長した。

ランチライムに新商品開発 スタッフと意見交換

志賀嘉子社長:
まだ8年目に突入したばかりの会社なので、何でもやります。

志賀社長にとっては、まだまだ道の途中。そのため、商品開発も営業も社長自ら「何でもやる」と意気込む。この日のお昼も…。

志賀嘉子社長:
石川県の醤油を使った「みたらし」みたいなドーナツができないかなと思って試作してみようと思っています。

お昼ご飯にと作り出したのが、新商品の試作品。ドーナツの生地に砂糖やホワイトチョコといったベースとなる味を変えて9種類を作った。

試作品も自ら手作りする志賀社長
試作品も自ら手作りする志賀社長

試作品にも志賀社長の熱い思いがみてとれた。働くママのためだけではなく、もっと多くの県産食材を発信したいと考えているのだ。

ドーナツで石川県の魅力も発信!
ドーナツで石川県の魅力も発信!

志賀嘉子社長:
トッピングは石川県産が中心です。地元の農家から、規格外の野菜を使って何かできないかとも相談いただいているので、そういうものも使いながら、積極的に地元食材を全国に発信していきたいと思っています。

スタッフと社長:
いただきまーす!

この日のランチはその試作品。商品開発ではスタッフと共に食べて、意見を出し合う。

スタッフ:
これ何味…?醤油って言われないとわからない。

辛口の意見も飛び交うが、それもスタッフとの信頼があればこそだ。

スタッフ:
あっ!後味にふわっと醤油の香りがする感じで、これはおいしいね。

好評だったのは、砂糖ベースのドーナツ。合わせる醤油を吟味して、さっそく商品化を目指すことになった。

志賀嘉子社長:
おもしろい発想が出るときもありますし、スタッフは本当に頼りにしています。

スタッフ:
それぞれの個性をよく見ていて、その人に応じた仕事をさせて伸ばしてくれる会社だと実感しています。子どもの行事に合わせてお休みもいただけるし、本当に助かる会社です。

「楽しんで食べて」より多くの子どもたちを笑顔に

志賀社長はこの日、ドーナツを持ってどこかへ向かった。

車での移動中、話を聞くと…。

志賀嘉子社長:
子供たちのおやつに使ってもらえてたら、すごく嬉しいなと思って。

志賀社長が訪れたのは、金沢市内の児童養護施設だった。

実は、より多くの子どもたちに笑顔になってほしいと、ドーナツや売上の一部を施設に寄付していたのだ。志賀社長のもとには、子どもたちから感謝の手紙も届く。

志賀嘉子社長:
子供たちが楽しんで食べてくれるように、味にはこだわっていきたい。

志賀嘉子社長:
スタッフの成長に合わせて、会社も成長していかなければと思うので、スタッフが楽しんで働いてもらえる場所を作り続けていけたらと思います。

子供だけでなくママも、思わず「ウフフ」と笑顔になるドーナツ店「ウフフドーナチュ」。志賀社長はドーナツと、そしてママ達が活躍できる場所をこれからも作り続けていく。

(石川テレビ)