東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の元理事の会社が大会スポンサーとコンサルティング契約を結び、数千万円を受け取っていたとされる問題で元理事に対して収賄の疑いが強まり、東京地検特捜部は元理事の自宅などの家宅捜索を始めたことについて、橋本聖子元組織委員会会長は26日、「非常に残念だ」と述べた。
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本聖子元会長は26日、首相官邸で記者団に対し、東京地検特捜部が組織委員会の元理事の自宅などの家宅捜索を始めたことについて「報道で知った。
こうしたことは把握していなかったが、こういった状況に置かれているということが分かったので、捜査の状況をしっかりと見守りながら、捜査当局の指示があればしっかりと協力体制を取っていかなければいけない」と述べた。
その上で「スポーツでも最高峰といわれるオリンピック・パラリンピックの舞台においてこうしたことが後から出てくるのは、非常に残念だ。多くのアスリートや関係者が夢にまで見た大会に傷が付かないようにしていかなければいけない」と強調した。