私がお伝えしたいのは、「ウクライナ侵攻で意外なサイトが人気」です。
外務省のホームページにある「キッズ外務省」のアクセス数が、ウクライナ情勢の影響などで急上昇中。中でも、クイズ形式の「外交官検定」は10倍近いアクセス数になっている。
利用者から「分かりやすい」との声がある一方、「少し堅苦しい」との指摘も。
ポイントはこちら。「キッズにあの手この手、外交どこまで分かりやすく?」
【注目ポイント・記者解説】
「キッズ外務省」は、外務省のホームページ上に2006年に開設された。
外務省によると、アクセス数はこれまで順調に増えていたが、ロシアのウクライナ侵攻が始まった2022年2月、前月比170%増と急増したということだ。
特にアクセス数が多いコンテンツは、「世界いろいろ雑学ランキング」。
「面積の大きい国」「人口の多い国」だけでなく、「米の生産量の多い国」「平均寿命の長い国」「消費税の税率の高い国」「日本人の多い国」など、多岐にわたる国別ランキングが「わかりやすく興味深い」と評判のようだ。
また、国際情勢についての日本政府の主張も掲載。
「みんなの質問」コーナーでは、「日本とロシアの関係はどのようなものですか?」との質問に、「2022年2月、ロシアはウクライナ侵略を始めました。国際秩序の根幹を守り抜くため、日本として断固として行動していく考えであり、ロシアとの関係をこれまでどおりにしていくことはできません。」としている。
他にも「キッズ外交官検定」や「世界の国旗」「世界の国々」などのコンテンツがあり、小学生の調べ学習などに利用されているということだ。
ユーザーからは、「わかりやすい」「レイアウトや書き方で少し堅苦しさを感じる部分もあるが、画面は見やすくて操作しやすい」などの声が寄せられている。
外務省の小野日子報道官は、「担当者一同、楽しいページ作りに奮闘しています。コンテンツをこれまで以上に充実していきます」と話している。
コロナ禍の夏、世界を知るために、子どもだけでなく、大人も見てみてはいかがだろうか。
(フジテレビ政治部 村上真理子)