19日、韓国ソウル市内で旧統一協会の元幹部が会見を行い、安倍元首相銃撃事件について謝罪。現在の教団について正道から外れているなどと痛烈に批判した。

日韓メディアが大挙して会場に詰めかけた注目の会見

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安倍元首相への銃撃事件をめぐって、注目の旧統一協会の元幹部が会見するとあって、日本と韓国のメディアが大挙して会場に。

山上容疑者が凶行に及んだきっかけとみられる旧統一教会、現在の世界平和統一家庭連合の存在。

会見したのは、その注目を集めている旧統一教会の”元ナンバー2”とされ、教団内の権力争いの末に教団を追放されたカク・ジョンファン氏。

旧統一教会の”元ナンバー2”は深々と頭を下げた

カク氏は会見冒頭「私自身、安倍元首相の死に責任がないとは思っておりません。心より申し訳なくおわび申し上げます」と謝罪すると、一旦マイクから離れて深々と頭を下げた。

日本の組織は献金を作り出す「経済部隊」とも

会見の中でカク氏は、日本の旧統一教会の組織は献金を作り出す「経済部隊」と主張。その上で、現在も信者から無理に献金を集め、破産や自殺者が絶えないと批判した。

「安倍元首相銃撃事件は、残念ながら教団の本来あるべき姿から完全に外されたために起こった事件。これは真実だ」と語ったカク氏。

一方、韓国の旧統一教会側は「事実関係が正しくない内容で、特に対応する価値はないと思う」とコメントした。

旧統一教会と日本の政治家の関係については?

会見では旧統一教会と日本の政治家の関係についての質問もあった。

それに対してカク氏は、安倍元首相の祖父である岸信介元首相と父・安倍晋太郎元外務相は、旧統一教会の創始者・文鮮明氏との”関係はあった”との見方を示した。

その上で、「両者の関係性は利権や宗教的なものは関係していない」とも言及している。

(「イット!」7月19日放送より)