業界最大手の回転寿司チェーン「スシロー」が、あるキャンペーンをめぐって謝罪する事態となった。

開始日が未記載で「誤解招く」

FNN取材班:
あちら見てみますと「生ビールジョッキ半額」と書かれたのぼりがありますね

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大きく「半額」と書かれたのぼり。これは、7月13日から期間限定で始まった「何杯飲んでも生ビールジョッキ半額キャンペーン」。

今、このキャンペーンを見て生ビールを注文した男性のツイートが大きな話題となっている。その投稿の内容は…

「会計が半額されてなくて確認したら、これは予告であって今は実施していないとのこと。。。」

7月12日、スシロー福岡箱崎店を訪れた男性は、この半額キャンペーンの店内広告を見て生ビールを2杯注文。しかし、会計の際、店員から「キャンペーンの実施前のため半額にはならない」と言われたという。

広告をよく見ると、「通常価格480円」のところにバツ印があり、その横には赤文字で「240円」と書かれている。さらに、その横にはキャンペーンの終了日が「7月28日まで」と記載されている。ただ、開始日はどこにも書いていない。

スシローを利用する人からはこの広告について、「始まったのかなって思いますね。誤解を招くんじゃないかなって気はしますね」「短い期間でってことだと、分かっててやってるところがあるじゃないかなと」「おとり広告」などの声が聞かれた。

6月“おとり広告”と判断されたばかり

スシローでは、ウニやカニの在庫がない期間もキャンペーンを続けたとして、消費者庁から“おとり広告”にあたると判断された。
6月、大阪に本社がある「あきんどスシロー」に再発防止を求める措置命令を出したばかりだった。

スシローを運営するあきんどスシローは、7月13日、一部の店舗でキャンペーン開始前に掲示したことを認め謝罪した。これまでに、全国31店舗で誤った掲示が確認されている。

誤って掲示していた埼玉戸田店で7月13日にビールを注文した人に話を聞くと、「おいしかったです」と話すが、もし12日にきていたら?と聞くと、「(キャンペーン前だと)だまされたって感じですね」と話していた。

スシローはこれまでに確認できている店舗について、店にレシートを持参すれば返金するとしている。

(「イット!」7月13日放送より)