新型コロナウイルスの感染者が、全国で再拡大する現状について、後藤厚生労働大臣は、きょうの閣議後の記者会見で、きのう時点での全国の感染者数が3万7000人余りにのぼり、前の週の同じ曜日と比べて、およそ2倍増加したことを明らかにした。
一方で、後藤大臣は、まん延防止等重点措置などの行動制限については「行動制限という事態とは思っていない」との認識を示し、基本的な感染防止策の徹底を求めた。
現在の感染状況をめぐっては、先週、東京都の専門家会議で、「第7波に入ったと考えられる」との見解が示されていた。また、きのう、政府分科会の尾身会長も「新たな波が来ているのは間違いない」と述べて、第7波に入ったとの認識を示したが、行動制限については「必要ない」との認識を明らかにした。