6月5日(日)に行われる東京競馬場5週連続GⅠの最終戦「安田記念」
今年は第72回で、明治、大正、昭和にわたり競馬法の制定、馬券の発売、日本ダービーの創設、日本馬の改良など、競馬の発展に尽力した安田伊左衛門生誕150周年記念レースとなる。

3歳以上オープン、芝1600メートル=“春のマイル王”決定戦として開催されるこのレースは、2012年以降、毎年GⅠ馬(海外含む)が5頭以上出走するハイレベルなレースで、今年は6頭が登録。

一方で、過去10年のうち、並み居る実力馬を抑え、GⅠ初制覇を飾った馬が6頭。
昨年も、単勝支持率52.2%(オッズ1.5倍)と高い支持を集めた1番人気のGⅠ馬グランアレグリアなどを破り、8番人気のダノンキングリーがGⅠ初制覇を遂げた。

今年の“上半期ナンバー1マイラー決定戦”を制するのは、どの馬だろうか。

1番人気馬が10戦未勝利…今年のGⅠレース

今年はGⅠレースのたびに、この記録が更新される。
GⅠ全10戦のうち、1番人気馬が、一度も勝っていないのだ。

先週の「日本ダービー」でも、3番人気のドウデュースが1着、2着は2番人気のイクイノックス、3着は7番人気のアスクビクターモアで、1番人気だったダノンベルーガは4着だった。

2月20日:GIフェブラリーS・カフェファラオ(2番人気)
3月27日:GI高松宮記念・ナランフレグ(8番人気)
4月3日:GI大阪杯・ポタジェ(8番人気)
4月10日:GI桜花賞・スターズオンアース(7番人気)
4月17日:GI皐月賞・ジオグリフ(5番人気)
5月1日:GI天皇賞(春)・タイトルホルダー(2番人気)
5月8日:GINHKマイルC・ダノンスコーピオン(4番人気)
5月15日:GIヴィクトリアマイル・ソダシ(4番人気)
5月22日:GIオークス・スターズオンアース(3番人気)
5月29日:GI日本ダービー・ドウデュース(3番人気)

6月に入り、上半期最強マイラーを決める「安田記念」で、今年初めて1番人気馬がGⅠレース勝利を飾るか。

ここからは、レースの中心になりそうなGⅠ馬や注目馬に加え、現在3週連続的中と波に乗る井崎脩五郎さんの予想も紹介する。

“シュネルマイスター” 史上初NHKマイルCとの二冠へ!

シュネルマイスター(美浦トレセン)
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昨年5月GⅠ「NHKマイルC」を制覇した5枠9番シュネルマイスターは、4歳牡馬で戦績は8戦4勝。
その後、6月の「安田記念」は3着。10月のGⅡ「毎日王冠」を制覇し、11月GⅠ「マイルチャンピオンシップ」は2着だった。

NHKマイルCを制覇したシュネルマイスター(2021年5月)

今年3月のドバイターフ(UAE)8着以来の出走となり、今回が帰国初戦。

鞍上は、「NHKマイルC」「毎日王冠」など5戦でコンビを組んできたC.ルメール騎手(43)。NHKマイルCの勝ち馬、過去のべ30頭が挑戦して敗れてきた安田記念で、史上初の“マイル二冠”達成なるか。

“ダノンザキッド” 父子制覇を目指して…

先頭で駆け抜けるダノンザキッド(ホープフルS)

2枠4番ダノンザキッドは、4歳牡馬で、新馬戦、GⅢ「東京スポーツ杯2歳S」、そしてGⅠ「ホープフルS」をデビューから3連勝で制した。
その後、勝利こそないものの、昨年3月のGⅡ「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」3着、11月のGⅠ「マイルチャンピオンシップ」3着など、戦績は8戦3勝。

GⅠ「ホープフルS」を制したダノンザキッド

2014年の安田記念勝ち馬・ジャスタウェイの産駒であるダノンザキッドは、父子制覇を狙う。
グレード制導入の1984年以降では、父ニホンピロウイナー(1985年)&子ヤマニンゼファー(1992・1993年)、父エアジハード(1999年)&子ショウワモダン(2010年)の2組が達成している記録だ。

また、騎乗予定の川田将雅騎手(36)は、グレード制導入以降、安田記念最多タイの3勝を挙げている。

昨年も、ダノンキングリーに騎乗して制しており、今年も勝てば、グレード 制導入後2人目の安田記念連覇達成となる。1人目は、1997年タイキブリザード、1998年タイキシャトルで連覇した岡部幸雄元騎手で、川田騎手が達成すれば24年ぶりの記録となる。

そのほかGⅠ馬たちも実力あり

全6頭のGⅠ馬が出走する安田記念。前述のシュネルマイスター(2021年NHKマイルC)とダノンザキッド(2020年ホープフルS)以外のGⅠ馬は、以下の4頭だ。

1枠1番カフェファラオ(牡馬5歳)
2021・2022年 フェブラリーSなど、11戦6勝。福永祐一騎手。

8枠16番レシステンシア(牝馬5歳)
2019年 阪神ジュベナイルフィリーズなど、15戦5勝。横山武史騎手。

8枠17番サリオス(牡馬5歳)
2019年 朝日杯フューチュリティSなど、12戦4勝。D.レーン騎手。

8枠18番ナランフレグ(牡馬6歳)
2022年 高松宮記念など、29戦6勝。丸田恭介騎手。

“セリフォス” 古馬との初対戦!

3歳牡馬の7枠15番セリフォスは、デビューから3連勝で、新馬戦、GⅢ「新潟2歳S」、GⅡ「デイリー杯2歳S」を制している。
その後、昨年12月のGⅠ「朝日杯フューチュリティS」2着、今年5月「NHKマイルC」4着で、戦績は5戦3勝。

デイリー杯2歳Sを制したセリフォス

2歳、3歳と同世代とのレースしか経験していないセリフォスは、4歳以上の古馬との対戦は初めて。歴戦の古馬を破ってGⅠ初勝利を挙げることができるだろうか。

グレード制導入以降、3歳馬が安田記念を勝てば、2011年リアルインパクト以来11年ぶり2頭目の快挙、またデビュー6戦目でのJRA“古馬GⅠ”制覇なら、2021年天皇賞(秋)を3歳で制したエフフォーリア(牡馬)以来7頭目で、最少キャリアタイ記録となる。

セリフォスは古馬との対戦を勝ち抜けるか

鞍上は、3戦目で共にGⅡ「デイリー杯2歳S」を制した藤岡佑介騎手。
セリフォスは、2007年安田記念勝ち馬のダイワメジャー産駒で、同産駒の牝馬・レシステンシアと共に、グレード制導入後3組目の安田記念父子制覇がかかる。

3週連続的中・井崎先生の予想は?

競馬中継「みんなのKEIBA」出演中の井崎脩五郎“先生”は、現在3週連続的中と絶好調!

その本命馬は、◎6枠12番ダイアトニック。
今回、最年長の7歳牡馬で、戦績は22戦8勝。重賞は、2019年のGⅡ「毎日放送賞スワンS」や2020年GⅢ「函館スプリントS」、今年2月のGⅢ「阪急杯」を制している。鞍上は、4戦連続でコンビを組む岩田康誠騎手(48)だ。

井崎先生は推奨理由をこう語る。

「1分32秒を切る持ち時計(2019年GⅢ「ダービー卿チャレンジ」芝1600メートル4着、1分31秒9)と、今回の斤量で勝った(2020年GⅢ「函館スプリントS」芝1200メートル1着、斤量58kg)実績。この双方を持ち合わせているのは、この馬だけ。

力に衰えのないことは前々走の1分19秒9(今年2月GⅢ「阪急杯」史上2位タイの勝ちタイム)で明らか。しかも、阪急杯で1分20秒を切った勝ち馬は、同年に必ずGⅠ連対している。前走(今年3月GⅠ「高松宮記念」芝1200メートル14着)は発馬で大きく立ち上がって、全く基準外」

番組では、パドック解説など、直前まで馬の様子を見て、「イチオシ」などレース前最新情報をお伝えするほか、出演陣による買い目を発表する「みんなの夢馬券」コーナーの予想も行う予定。

果たして、“春のマイル王”決定戦で勝利するのはどの馬なのだろうか。

みんなのKEIBA
安田記念・GI
6月5日(日)15時から生中継
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/index.html

記事 10 みんなのKEIBA

フジテレビスポーツ局が制作する競馬情報番組。毎週・日曜日午後3時より放送中。番組MC:DAIGO/佐野瑞樹/堤礼実 解説者:井崎脩五郎/細江純子 ※放送時間は変更される場合があります