名古屋市で6月1日から、ホテルや旅館にお得に泊まれる「シャチ泊」が始まった。いったいどれほどお得なのかを取材した。

早くも予約増の効果 観光業復活の起爆剤となるか

リポート:
名古屋駅の地上34階にあるホテルの部屋。キャンペーンを使うと、いつもより5000円安く1人1万円ほどで泊まることができます

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6月1日から名古屋で始まった「シャチ泊」は、新型コロナの影響を受けた観光業を活性化する目的で、市内のホテルの宿泊費を1人1泊につき半額、最大5000円が割り引かれる事業だ。

予約サイトや旅行会社で宿泊料に割引が適用されるほか、電子と紙の「プレミアム付き宿泊券」を買う方法もある。

名古屋市内166の宿泊施設が対象で、期間は6月1日の宿泊分から2023年2月末まで。利用できるのは東海3県と静岡、長野の県民に限られるほか、新型コロナワクチンを3回接種した証明書か陰性証明書が必要。

名古屋マリオットアソシアホテルの担当者:
5月と比べて6月以降の予約が約1.5倍に増えています。シャチ泊やeマネー等の施策が効いていると思います

ホテルの味を楽しめるボリューム満点の「ブッフェ」では…。

リポート:
ローストビーフにカレー、前菜、デザートまで、食べきれないほど並んだディナーブッフェ。シャチ泊で浮いた5000円でいただくことができます

通常、宿泊者は4950円で食べられる夕食のブッフェ。これを浮いた5000円で楽しめる。

シャチ泊での“お得”はそれだけではない。

リポート:
宿泊時に貰えるチケットを提示すると、ドリンクが1杯無料でいただけます

同時に開催されている「名古屋で観パイキャンペーン」。

シャチ泊を使った際に1人1枚もらうことができ、加盟する飲食店で提示するとドリンクサービスなどの特典を受けられる。

リポート:
地上52階のスカイラウンジでこのチケットを提示すると、チョコレートが無料でもらえます

チェックイン日からチェックアウト日まで、複数の対象店舗で利用できる。「シャチ泊」は名古屋の観光業界の活性化に一役買いそうだ。

(東海テレビ)

東海テレビ
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