福島・田村市船引町の瀬川小学校で行われた「なかよし運動会」。学校と地域が1つになる恒例行事で、2022年は3年ぶりに地域住民も参加した。
2022年度末で統合…最後の運動会に
卒業生で保護者:
地域のみんなと盛り上げてきた運動会なので
卒業生・中学2年生:
年齢の差とか気にしないで、みんな仲良く協力してできる行事だと思います
瀬川小学校・安瀬一正校長:
3月で統合するので、最後の運動会ということもあって、できるだけたくさんの方々に来ていただきたいという思いがありました
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全校児童28人の瀬川小学校。創立150年の歴史を誇る学校は、2022年度末で統合されるため、地域に愛されてきた運動会も今回が最後となった。
児童:
瀬川小学校の歴史を語るうえで、なくてはならない1ページになると思います。わたしたち児童、瀬川小学校最後の子どもたちの名に恥じぬよう、力いっぱい走り、力いっぱい競技することを誓います
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声援を受けて、校庭を全力で駆け抜ける子どもたち。
児童:
地域の人たちと盛大にできたのがうれしいです
祖父世代のOBも参加 母校への思い
その運動会に特別な思いを抱いていたのは、児童だけではない。瀬川小OBの佐久間智之さん。小学1年生の子どもの父として、母校の運動会に参加するのは最初で最後。
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佐久間智之さん:
親子でこうやって何かやるの初めてだから、ちょっと感慨深くありますね
佐久間さんの父・武さんも、瀬川小のOB。孫たちの様子を見て、当時を振り返っていた。
佐久間武さん:
55年前、ちょうどわたしが6年生の時に、初めて校歌ができた学校だったんです。ことし最後と聞いていたんですが、ちょっと残念だなと思って。これも時代の流れかなと思って。しょうがないですね
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参加者全員で踊る「船引ふるさと音頭」は、なかよし運動会に欠かせない種目。
参加者:
昔はね、子どもも多かったから、二重になったり三重になったりして踊っていました。そういうの思い出しながら、楽しく踊らせてもらいました
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児童:
親子競技でいろんな人とできてうれしかった。最後にみんなで仲良くできて楽しかったです
児童:
これは地域恒例の行事なので、地域の人たち、家族のみんなが来てくれてうれしかったです。思い出の1ページになるような1日でした
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最後の運動会…寂しさを感じつつも、地域が1つになった校庭に笑顔があふれた。
(福島テレビ)