今話題のグルメの映像からヒットの理由を探る新コーナー「うま撮」。
今回は、いま話題、こだわりの牛肉でいろいろな味の変化が楽しめる「肉まぶし」の魅力を調査した。
SNSで話題！魅力的な味変
東京都渋谷にあるお店「和牛と米 三芳亭」。お客さんがかなり並んでおり、皆さんのお目当ては何なのか聞くと、「肉まぶし」「肉まぶしを食べに来ました」という。
この「肉まぶし」はいま、食べた人がTikTokに続々と投稿し、ニューオープンするお店も増えてきている。
店内には女性客が多く、皆さんスマホで撮影している。「肉まぶし」とは一体何なのだろうか？
渡邊渚アナウンサー：
うわ～！すごい！お肉がツヤツヤ！輝いています
食べているお客さんが、驚きと感動で思わず笑顔になってしまうグルメが、「和牛リブひつまぶし」2200円。
和牛と米 三芳亭 調理担当・荒谷莉来さん：
食べ進めていくうちにおだしを入れてお召し上がりいただけると
「和牛と米 三芳亭」で出している注目の料理、牛肉にだしをかけていただく、“ひつまぶし”ならぬ「肉まぶし」。
肉は、脂のりがいい黒毛和牛のリブロースを使用。甘辛い特製だれにつけたら、ブロックの肉を塊のまま強火で焼き上げることでうまみを閉じ込めている。
これをカットしたら、甘だれをかけたごはんの上にのせて、さらに、同じたれとさんしょうをかけてできあがり。
そんな「肉まぶし」が、お客さんから支持されている理由は、「いろんな食べ方もあって」「味変しました！」「味変多いのは魅力的です」。では、どんな味変ができるのか？うま撮する。
まず、ネギやわさびをつけて味変。つんとしたわさびの味が、肉のうまみを引き立たせる。
続いては、とろとろの温泉卵。卵の濃厚さとまろやかさが、上品な甘さを持つリブロース肉とマッチする。
そして、最後は、海苔やあられを乗せて、だしをかけていただく。
和牛と米 三芳亭 調理担当・荒谷莉来さん：
パンチをきかせるために、濃いめにだしをひいています
濃いめのカツオだしにすることで、肉に負けない味わいとなり、おいしさの相乗効果がうまれる。
渡邊渚アナウンサー：
お肉はステーキ食べているのかなってくらい、うまみが口いっぱいに広がります。このだしに肉の脂が染みだしてて幸せです
女性人気 野菜だしとこだわりの濃厚卵
続いては、東京都大崎にある焼き肉屋「タンとレモサワー 焼肉じゅうたん」。
ここは、日替わりで、月・木「牛カルビ」、火・金「牛ハラミ」、水「牛タン」と、部位が違う3種類の肉まぶしが食べられる。
「お肉でつくったひつまぶし“肉まぶし”定食」各1480円。
また、焼き肉屋さんというだけあって、付け合わせには「ナムル」や「キムチ」がある。
肉と一緒に食べれば「ビビンバ風」の味変を楽しむこともできる。
そしてシメには、牛肉でとった特製のだしをかけていただくことができる。
渡邊渚アナウンサー：
焼き肉屋さんのシメのクッパを食べているような感覚です。おいしい！
さらに、東京都渋谷にあるしゃぶしゃぶ屋「ひとりしゃぶしゃぶ 七代目松五郎 宮益坂店」では、2022年の3月から土日限定で「肉まぶし」の販売を開始。
それが、「熟成黒毛和牛 肉まぶし丼」2310円（※土日限定）。野菜もたっぷり食べられるひと品だ。
肉は、Ａ4Ａ5の黒毛和牛のメス牛のみを使用し、独自の方法で熟成。厚みがあるのに柔らかくてジューシー。
さらに、肉の上にのっている卵黄にもこだわりがある。
しゃぶしゃぶ松五郎 取締役・藤井都士規さん：
大分県産の「蘭王」という黄身の濃い卵を使用。濃厚なので、お肉と一緒に食べたときのうまさが一番合う
また、お店のだしは、一緒についてくる野菜をしゃぶしゃぶにしたスープをしょうゆベースの魚介だしの中に入れて作る。
渡邊渚アナウンサー：
肉の脂とうまみ、野菜のだしと特製だしもしっかりきいていてあっさりだけど絶妙なバランスで最強です
肉と海の幸のハーモニー“うにく”
続いては、東京都代々木にある「ミートバル 肉たらし」。
渡邊渚アナウンサー：
お肉でごはんが見えない！しかも上にウニとイクラ、海鮮がのっています！
ここの「肉まぶし」は、「雲丹と和牛のひつまぶし御膳」2690円。
ウニと肉の組み合わせは「うにく」ともいわれ、濃厚でうまみたっぷりな味わいになる相性の良さから、メニューに取り入れる飲食店も増えている。
その抜群の組み合わせを「肉まぶし」にした。
では、肉と海の幸のハーモニーをうま撮。
まず、そのままごはんといただく味は、
渡邊渚アナウンサー：
お肉が薄切りなので、口の中の温度で脂が溶け出してきます
使用している肉は、黒毛和牛で、イチボと呼ばれる赤身と脂のバランスがいい希少部位。
そして、ウニとイクラは、北海道産で、朝仕入れた新鮮なものを使用。キラキラとした見た目の美しさも好評。
食べた客に話を聞くと、「すごい華やかな丼だったので食べてみたいなと」「ウニおいしい、和牛おいしいじゃないですか、もう、おいしいしかないんですよ」「おだしで食べるとすごくおいしかった」という声が。
そんなシメとなるだしは、2種類ある。
まずひとつは、上品な味わいの「あっさり和風かつおだし」。
そしてもうひとつは、ウニやイクラとも相性がいい「濃厚あさり白湯だし」。
渡邊渚アナウンサー：
濃厚なあさりのだしでこってりしているんですが、お肉の味も負けていなくて、しっかり海の幸とお肉、両方とも楽しめます
（「めざましテレビ」5月30日放送より）
