アメリカのバイデン大統領が、台湾有事が起きた際アメリカが軍事的に関与する考えを示したことに対して、中国外務省は「内政干渉」と強く反発した。
中国外務省の汪文斌報道官は、「日米が関連の問題を利用して、中国のイメージに泥を塗り、中国の内政に干渉する事に断固として反対する」と述べ、バイデン大統領が中国による台湾への攻撃が起きれば、アメリカが軍事的に関与すると明言したことに強く反発した。そして、「台湾は中国の不可分の領土であり、いかなる妥協や譲歩をする余地もない」と強調した。
一方、台湾の外交部は「心からの歓迎と感謝」を表明し、その上で、「アメリカや日本などの理念の近い国と協力を深め、台湾海峡の安全と規則に基づく国際秩序を共に守っていく」としている。