オーストラリアの総選挙で勝利した労働党党首のアルバニージー氏が、23日午前、首都キャンベラで宣誓を行い、首相に就任した。
24日に東京で行われる日米とインドをあわせたクアッド首脳会合にも、新首相として出席する。
アルバニージー首相は21日の総選挙で、モリソン前首相率いる与党を破り、9年ぶりの政権交代を実現したばかり。
日本を訪問するために”スピード就任”を行い、暫定内閣を作った形だ。
アルバニージー首相は就任会見で、クアッド首脳会合について、「オーストラリアに変化を象徴する新政権ができたと、世界にメッセージを送ることになる」と強調し、その後、日本に向かう飛行機に乗り込んだ。
クアッドでは、中国にどう対峙するかが課題となる。
アルバニージー首相は、現在冷え込んでいる中国との関係について、引き続き困難との見方を示した。